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「ガットゥーゾ監督に寄り添うべき」ノルウェーに完敗のイタリア代表、地元紙は一致団結呼び掛け「落ち込んだら終わりだ。絶望したら完全に詰んでしまう」

THE DIGEST編集部

2025.11.19

イタリアは11分、代表初先発のフランチェスコ・ピオ・エスポージトが先制点。しかし、後半に4点を決められてしまった。(C)Alberto LINGRIA

イタリアは11分、代表初先発のフランチェスコ・ピオ・エスポージトが先制点。しかし、後半に4点を決められてしまった。(C)Alberto LINGRIA

 一方、スペインのスポーツ紙『Marca』が「イタリアが再び問題を抱えている。深刻な問題だ。そしてそれは、W杯予選で3大会連続で起きていることでもある。ガットゥーゾという象徴的な存在の監督就任をもってしても、“惨事”を避けるには至らなかった。サン・シーロでの1–4という結果は、まさに『予告された死』のようなもの。難易度の高いプレーオフで楽観視できるような材料はほとんどない」と厳しい見解を示している。

 プレーオフについては、『Gazzetta dello Sport』紙が「ランキング上のシードであるイタリアは、準決勝で第4ポットのチームと対戦」とし、11月16日の時点でスウェーデン、ルーマニア、北アイルランドが候補であると報道。18年ロシア大会予選プレーオフで敗れたスウェーデンに対しては、今予選では無残な成績(スイス、コソボ、スロベニアと同居したグループBで1分け4敗の最下位)に終わったとはいえ、アレクサンデル・イサク、ヴィクトル・ヨケレスという強力なFWを擁しており、「忌まわしい前例があるため、対戦は避けたい」と懇願した。

 
 残りの北アイルランドは、1958年スウェーデン大会予選でアッズーリを敗退に追い込んだ相手で「気まずい記憶を呼び起こす」が、それでも「今回の候補の中では最も力が劣る」と歓迎。名将ミルチェア・ルチェスク率いるルーマニアに対しては、「もはやゲオルゲ・ハジの時代のチームではない」との評価を下している。

 イタリアの日刊紙『Corriere della Sera』は自国民に向けて、「今は落ち着かなければならない。絶望に襲われてはいけない。状況は悪いが、これが今のイタリアだ。この技術レベルで、3月のプレーオフという苦行に立ち向かわなければならない。我々はガットゥーゾ監督に寄り添うべきだ。(このような状況に陥ったのは)彼の責任ではない」と訴え。あらためて、「ここで落ち込んだら終わりだ。絶望したら完全に詰んでしまう」とプレーオフに向けて、一致団結を呼びかけた。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】イタリアがノルウェーに1-4で敗戦

 
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