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海外サッカー

「全く不要な敗戦」 オランダ代表、逸機連発でのテストマッチ敗戦に母国メディアからは酷評! 一方で新戦力、守備力にはポジティブな見方も

THE DIGEST編集部

2026.06.05

 国外メディアもオランダの現状には注目しており、隣国ベルギーの日刊紙『HLN』は、クーマン監督が大会前から様々な批判にさらされている状況を紹介。メンフィス・デパイの起用法や、ヴォウト・ヴェフホルストの選出、クインテン・ティンバーを巡る対応などを巡り、世論は決して好意的ではないと伝えた上で、「日本との本大会初戦で躓けば、監督への批判はさらに強まる」と分析している。

 ただし同メディアも、マレンとサマービルのスピード、ガクポの突破力、ファン・ダイクの安定感、フレンキー・デ・ヨングのゲームコントロールなど、「依然として強力な武器を備えている」と評価。「問題はチャンスを決め切れないことだ」と結論づけた。

 アメリカのスポーツ専門サイト『The Athletic』はさらに踏み込み、「攻撃力への疑問」を最大の論点として提示し、「近年のオランダには、かつてのような世界的ストライカーがおらず、好調だったマレンでさえ、決定機を逃し続けた」と指摘。終盤に投入されたヴェフホルストについても、「機動力に欠けるターゲットマン」との厳しい表現で、前線の層の薄さを問題視している。

 その一方で守備陣については高く評価している。ファン・ダイク、ミッキー・ファン・デ・フェン、ヤン=ポール・ファン・ヘッケらに加え、復帰するユリエン・ティンベルやドゥムフリースも控えており、「守備の層の厚さこそ、オランダ最大の強み」と称賛した。
 
 この結果には、代表OBも黙ってはおらず、現在はコメンテーターを務めるピエール・ファン・ホーイドンクはサッカー専門サイト『VoetbalPrimeur』で、「時には監督が机を叩いてでも、選手を引き締めるべきだ」と、チームに喝を入れるべきだと主張。「一部の選手は耳を引っ張られるくらいの刺激が必要であり、クーマン監督は『こんな内容は受け入れられない』とはっきり伝えるべきだ」と語っている。

 さらに、元代表キャプテンのヴェスレイ・スナイデルもスポーツ専門チャンネル『ESPN』で厳しい見方を示した。2010年南アフリカ大会の準優勝メンバーは、「過去5年間、大国相手に一度も勝っていないのだから、オランダが世界王者になるのは非常に難しい」と断言。ただし、「W杯では運も重要だ。全てが上手く噛み合い、他国に不運が重なれば、可能性はある」と、不利な状況から逆転勝利を収めた南アフリカでの準々決勝ブラジル戦を例に挙げて、今夏のチームにも希望を見出そうとした。

 日本とのグループステージ初戦まで残された時間はわずか。アルジェリア戦で露呈した決定力不足は不安材料だが、守備力や選手層への評価は依然として高い。国内外から厳しい視線が注がれる中、「オレンジ軍団」はこの“警鐘”を糧に立て直しを図れるのか……日本にとっても、初戦の行方を占ううえで注目すべき敗戦となった。

構成●THE DIGEST編集部

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