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海外サッカー

降格危機のヘタフェに希望を与えた久保建英。専門メディアは攻守での進化に注目

THE DIGEST編集部

2021.01.25

 そして久保のプレーについては、練習なしで臨んだエルチェ戦は、積極的な仕掛けで2ゴールに絡んで勝利に貢献したものの、ペナルティエリア内でのパス1本、プレッシング5回(うち成功3回)を見せただけで「特筆すべきものはない」という。

 しかし、ウエスカ戦については「はるかに優れていた」と1戦目と比較的して高評価。攻撃時に4-2-3-1、守備陣に4-4-2のフォーメーションを用いるチームの中で、久保は“半”自由な役割を与えられ、ウエスカが空けたスペースを使い、敵のDF陣に対して再三仕掛けを見せたと評している。

 同メディアは、ビジャレアル時代より、久保は「上手くなった」と見ており、それはマーカーから押され、引っ張られ、ファウルを受けるという形で表われているという。そして、それはFKとして返ってきて、もう少しでヘタフェでの初ゴールとなるところだった。
 
 マジョルカ時代ほどではないが、ビジャレアルの時よりは自由度が高い中で、快適に攻撃プレーを見せている久保だが、守備においても進化を見せていると同メディアは主張する。味方がボールを失った時のプレッシングは効果的で、前所属チームでは見られなかったものだという。プレッシング22回は昨季を含めても最多で、ブロック1回、インターセプトとクリアはともに2回は、文句なしの数値だ。

 最後に同メディアから、改めて「良いスタートを切った」と評された久保。これをさらに高めていくことで、総合力の高い選手となり、即戦力としてマドリーに招聘されることになるかもしれない。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】先発出場で連勝に貢献!久保建英がFK、ドリブルで魅せたウエスカ戦のハイライト

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