一方、現チームで背番号10をつけるトーマス・マークは、香川とポジションを争うことになる選手だが、26歳のオーストリア人はライバルの到来を歓迎している（ギリシャの総合スポーツメディア『Filathlos.gr』より）。

「香川のことは知っているし、彼の試合も多く見てきた。プレーがテクニカルで、とても良い選手だ。初練習でもテクニックを見せ、レベルの高さを感じさせた。我々は10番ポジションを争うことになるかもしれないが、チーム内の競争は歓迎すべきものだし、互いに高め合いながら、チームを向上させられることはとても嬉しく思っている」
  　今季は厳しい戦いが続いてきたPAOKを浮上させるために迎え入れられた香川。この先、チームに良い影響を与えることができるか。PAOKの次戦は２月３日のギリシャ・カップ６回戦・第２戦（対AEL）。白黒ユニホームを身に纏った彼のプレーが、ここで見られるだろうか。

構成●THE DIGEST編集部