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海外サッカー

「クロップの扱いは恥ずべきもの」またも出番なしの南野拓実に専門メディアも同情「ファンは彼の側にいる」

THE DIGEST編集部

2021.01.25

南野はマンチェスター・U戦でも出番はなく、90分間をベンチで過ごした。(C)Getty Images

南野はマンチェスター・U戦でも出番はなく、90分間をベンチで過ごした。(C)Getty Images

 1月24日(現地時間)、リバプールはFAカップ4回戦でマンチェスター・ユナイテッドに2-3で敗れた。

 今季、コミュニティシールド(アーセナルにPK戦敗)、カラバオカップ(4回戦でアーセナルにPK戦敗)を落としていたリーグ王者は、国内コンペティションでまたもや敗退。残すタイトルの可能性は、プレミアリーグ(現在4位)、チャンピオンズ・リーグ(ラウンド・オブ・16でRBライプツィヒと対戦)の2つだけとなった。

 ここまで深刻な得点力不足に陥っていたチームとしては、プレミアの首位チームであるマンチェスター・U相手にモハメド・サラーが2点を奪ったのは良かった点と言えるかもしれない。しかし、勝利から遠ざかっている王者は、リードを守り切ることはできなかった。

 今回も、結果を残せなかったリバプール。そして、このオールド・トラフォードの一戦でも、南野拓実は開始の笛をピッチ上で聞くことはなく、再び90分間をベンチで過ごすことになった。ユルゲン・クロップ監督はこの一戦、3トップにサラー、ロベルト・フィルミーノとともに、本来はMFのカーティス・ジョーンズを起用。選手交代では今回もディボック・オリギを選択した。
 
 リバプールの専門メディア『RUSH THE KOP』は、「南野の“衰退”は特筆すべきものがある。今季、この元ザルツブルクの選手が大きな役割を果たすとは思われていなかったものの、現状よりは公平なチャンスを得られるものだと思われていた」と綴り、クロップ監督の起用に疑問を呈した。

「指揮官が南野をFWとして信頼していないのは明らかだ。こんなカップ戦ですらチャンスを与えられないのなら、一体どこに残すというのか」

 同メディアはまた、プレミアリーグ第14節クリスタル・パレス戦でリーグ初ゴールを含む好パフォーマンスを披露して以降、ほとんどの試合でベンチを温め続けている南野が、FA杯で1分たりとも時間を与えられなかったことについて、「戦い方を変えても、南野はスタートを切れない。この時点で笑える」「3トップに南野じゃなくて(カーティス・)ジョーンズ? ハハハ、クロップはすごい奇人だ」といった、SNSに寄せられたファンの反応を紹介した。

 同じく専門メディアの『REDS LIVE』も同様に「クロップの南野の扱いは恥ずべきものだ。彼のキャリアを台無しにしている」「バミューダトライアングル並みのミステリーだ」といった多くのファンの声を引用している。

 過密日程の真っただ中にあるリバプールはこの先、28日にトッテナム戦、31日にウェストハム戦、2月3日にブライトン戦、7日にマンチェスター・シティ戦と続いていくが、果たして南野にはどれだけの出場機会が用意されているのだろうか。前述の『RUSH THE KOP』は、記事の最後に「南野は監督の後ろ盾を持っていないかもしれないが、ファンは彼の側にいる」と綴っている。

構成●THE DIGEST編集部

 【動画】南野拓実がプレミア初得点を挙げたクリスタルパレス戦の全ゴールハイライト

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