そのような自治体にとって、重要なシンボルのひとつとして挙げられるのが、サッカークラブのヘタフェCFだ。「アスロネス」の愛称を持つこのチームが、世界で最も注目されるラ・リーガに参戦することで、クラブとしてのヘタフェだけでなく、このクラブと良い関係を保っているヘタフェという街もまた、世界に名を知らしめることに繋がっている。

　ヘタフェの今季については、同サイトは欧州での戦いを目指していた昨季と比べて一歩後退したと認めているが、その中で今冬にレンタルで加入した久保については「順応が遅れている」としながらも、「クオリティーの高いプレーで閃光を放っている」と評価、今後の巻き返しに期待を寄せた。また同サイトは、久保の存在によってヘタフェが日本のサッカーファンに認知されたことも喜んでいる。
  　自治体とクラブの連携も同サイトでは紹介されており、ピッチ上での結果と経済的な効果がバランスを保てるよう努力するとして、自治体としてはホームスタジアム（アルフォンソ・ペレス）の面でよりクラブをサポートしていくと表明。また、ヘタフェが過去10年間成長を止めていないことを評価し、欧州の舞台に立つのも時間の問題だとも綴っている。

構成●THE DIGEST編集部