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海外サッカー

大迫勇也、ポカールでの決勝美弾で始まる“復讐劇”。指揮官も「彼の価値を受け止めてもらいたい」と全面サポート

THE DIGEST編集部

2021.04.09

 正確なピンポイントパスでゴールをお膳立てしたフリードルは、「もちろん自分のパスも良かったと思うが、それを受けた大迫のゴールはセンセーショナルだった」と語っている。

 『sport1』によれば、フロリアン・コーフェルト監督は、信頼を寄せてピッチに送り出した日本代表FWの美弾に「うまいタイミングで裏に抜け出し、うまくコントロールして決め切った」と満足感を示したという。また、後に訪れた決定機で大迫のシュートがGKマイヤーにブロックされたことについて、「決めていれば終盤はもう少し落ち着いて過ごせたかもしれないが、問題はない」と流し、今季ここまでの大迫の境遇を振り返って、以下のように続けた。
 
「彼が(ファンやメディアから)サポートを受けられていないのが、私には理解できない。これまで多くの重要なゴールを挙げてきたのは彼だというのに、だ。2年前のポカール準決勝のバイエルン戦、そして昨季のリーガ終盤戦やプレーオフでも、彼はゴールを決めた。人々には、彼がチームにとってどれだけ価値がある存在かを受け止めてもらいたい」

 3月の代表選でハットトリックなどの好パフォーマンスを披露し、これがクラブでの活動にも好影響を与えることが期待されていた大迫が、今季初ゴールという形で結果を出した。これがさらに、好循環を生み出していくのか。周囲から酷評され続けた男の“復讐劇”に注目したい。

構成●THE DIGEST編集部

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