東京五輪を戦うU-24日本代表は、南米予選を首位通過した強豪アルゼンチンとの2連戦を1勝1敗で終えた。この活動期間中、板倉滉(フローニンヘン)や菅原由勢(AZ)をはじめ選手たちの口から度々、「狙うのは金メダル」という言葉を聞いた。
言うは易く行うは難し――。これまで半世紀以上前に獲得した銅メダル(1968年のメキシコ五輪)が唯一の表彰台である日本が、メダル、ましてや金色のそれを手にするのは、もちろん容易ではない。
では、現状では何%ぐらい、その確率があるのだろうか。まだグループ分けも決定しておらず、勝ち上がりの予想などが立てにくい状況ではあるが、可能性を占ってみたい。
【動画】林の鮮烈弾と板倉の2発で南米王者を撃破! アルゼンチン戦のハイライト 3月26日に行なわれた金メダル候補との初戦、日本は0-1で敗れた。21分にカウンターから警戒していた敵のCFアドルフォ・ガイチにあっさり先制点を許すと、その後は守備を固める相手にボールを保持するものの、崩し切ることができない。Jリーグでは無双状態の三笘薫(川崎フロンターレ)も、いい形で突破できたのは一度だけだった。
板倉が「(ボールを)持てていたというよりは、もたされていた」と振り返ったように、敵のブロックの外側でパスを回す時間帯が長く、決定機をなかなか創出できず。シュート数では10対4、ポゼッションでも55.5%と上回ったが、試合巧者のアルゼンチンに「してやられた」感が否めなかった。やはり力の差はあるな、と。
ただ、違う印象を持った選手も少なくなかったようだ。徹底マークに遭った久保建英(ヘタフェ)は、「得点後は時間稼ぎをしたり、自分たちのサッカーに合わせてきたりした」と敵のしたたかな試合運びに触れつつ、「拮抗した力があるのが分かった」と語っている。
その言葉は、北九州で開催された3日後のゲームで証明された。「同じ相手にホームで二度も負けるわけにいかない」(久保)と、序盤から強度の高いプレーを続けた日本は、初戦で出場停止だった田中碧(川崎)とCBで出場していた板倉のダブルボランチが躍動。“心臓部”が攻守両面で機能したことで、チーム全体が劇的に変化し、3-0で快勝を飾った。
言うは易く行うは難し――。これまで半世紀以上前に獲得した銅メダル(1968年のメキシコ五輪)が唯一の表彰台である日本が、メダル、ましてや金色のそれを手にするのは、もちろん容易ではない。
では、現状では何%ぐらい、その確率があるのだろうか。まだグループ分けも決定しておらず、勝ち上がりの予想などが立てにくい状況ではあるが、可能性を占ってみたい。
【動画】林の鮮烈弾と板倉の2発で南米王者を撃破! アルゼンチン戦のハイライト 3月26日に行なわれた金メダル候補との初戦、日本は0-1で敗れた。21分にカウンターから警戒していた敵のCFアドルフォ・ガイチにあっさり先制点を許すと、その後は守備を固める相手にボールを保持するものの、崩し切ることができない。Jリーグでは無双状態の三笘薫(川崎フロンターレ)も、いい形で突破できたのは一度だけだった。
板倉が「(ボールを)持てていたというよりは、もたされていた」と振り返ったように、敵のブロックの外側でパスを回す時間帯が長く、決定機をなかなか創出できず。シュート数では10対4、ポゼッションでも55.5%と上回ったが、試合巧者のアルゼンチンに「してやられた」感が否めなかった。やはり力の差はあるな、と。
ただ、違う印象を持った選手も少なくなかったようだ。徹底マークに遭った久保建英(ヘタフェ)は、「得点後は時間稼ぎをしたり、自分たちのサッカーに合わせてきたりした」と敵のしたたかな試合運びに触れつつ、「拮抗した力があるのが分かった」と語っている。
その言葉は、北九州で開催された3日後のゲームで証明された。「同じ相手にホームで二度も負けるわけにいかない」(久保)と、序盤から強度の高いプレーを続けた日本は、初戦で出場停止だった田中碧(川崎)とCBで出場していた板倉のダブルボランチが躍動。“心臓部”が攻守両面で機能したことで、チーム全体が劇的に変化し、3-0で快勝を飾った。