しかし、一方でコロナ禍における財政難の影響で、戦力補強のために現有戦力を手放すことの必要性をシニシャ・ミハイロビッチ監督も認めており、スポーツ紙『Gazzetta dello Sport』は高額な移籍金が見込める放出候補として、リッカルド・オルソリーニ、マティアス・スバンベリ、そして冨安ら「３人の宝石」（同メディア）を挙げている。

　多くの専門メディアは、今夏に何らかの動きがあると予想し、『CALCIONEWS24』は「ボローニャのカナダ人オーナー、ジョーイ・サプートは1998年生まれの最も重要な選手のひとりを売却することを決意し、ミハイロビッチ監督に補強資金を提供することになる」と報じた。
  　また、『arenanapoli.it』は「冨安は次の移籍市場でボローニャを離れる準備ができている。最も価値のあるDFは新しい挑戦に打って出る」と綴り、その争奪戦には前述のミラン、ユベントス、ローマに加え、ナポリも加わると伝えている。

　以前、冨安はボローニャへの愛情とともに、ユベントスやプレミアリーグへの憧れも語っていたが、果たしていかなる決断を下すことになるのか要注目だ。

構成●THE DIGEST編集部