日刊紙『BILD』は28歳の日本人について、「シュツットガルトの新しい扉を開いた」と、カライジッチとともに最高評価。一方、専門誌『Kicker』は「遠藤が叩き込んだシュートでチームの呪縛を解き、試合は完全にひっくり返った」とファインゴールの効果の大きさを説き、守備についても「よく貢献した」と、攻守両面での活躍だったことを強調した。

　他では、『echo24.de』は「シンプルに素敵な遠藤！ 日本人がVfBを勝利に導く一撃」と題した記事の中で、「何てワイルドな終盤戦。シュツットガルトは何もないところから勝利を収めた。遠藤は予想外のハードショットを見せた」と綴り、『ZVW』は「カーブをかけた18メートル弾で価値ある同点劇を演出」等と報道。また、痛恨の逆転負けを喫したボルシアMGは、公式サイトで「遠藤による“雷”が突然、シュツットガルトを水平に戻した」と綴っている。
  　そしてファンの遠藤のパフォーマンスを絶賛。SNSでは「これほど完璧な選手はいない」「絶対的なマシンだ。何てクールなんだ！」「チームの最も重要な選手」等といった賛辞の投稿が多く見受けられた。

　最終節、遠藤はこれらのファンとともに、チームメイトたちの戦いを見守ることになる。９位シュツットガルト（総勝点45）は降格圏一歩手前のビーレフェルトと対戦し、勝点１差の８位ボルシアは降格圏内のブレーメンが相手。ここに勝点47の７位ウニオン・ベルリン（RBライプツィヒと対戦）らが絡んだ欧州カップ出場権の最後の一枠を懸けた争いは、いかなる結末を迎えるだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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