これほどの歴史的な存在だが、英国の専門メディア『EUROSPORT』は「十分な評価を得ていない生きた伝説」として、世間の彼への見方が不当なものであると指摘。数値の上でも、１試合平均1.41得点はクリスチアーノ・ロナウドの最高記録1.37を上回るものであり、また41得点についても、「プレミアリーグ、セリエAでは誰も40ゴールに達していない」と、その偉大さを強調する。
  　少年時代には名門レギア・ワルシャワに「才能が足りない」と判断され挫折を味わいながら、諦めずに成長を重ねていったレバンドフスキが、真に人々からその素晴らしさを認められるようになったのは「ここ２、３シーズンのこと」と同メディアは綴り、今後数シーズンはトップレベルを維持するであろうこのストライカーを、「21世紀の最も偉大な背番号９のひとり」であり、「キリアン・エムバペやアーリング・ハーランドにとって、何かを達成するために目標として目指すべき存在」と主張した。

　当のレバンドフスキはSNSで、今季成し遂げた数々の偉業を、今季限りでバイエルンを去るハンジ・フリック監督に捧げ、感謝の言葉を綴っているが、ピッチ上の最高功労者がレバンドフスキであることを否定する者はほとんどいないだろう。

構成●THE DIGEST編集部

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