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海外サッカー

ユベントスでの3年は「失敗」だった!? C・ロナウドの移籍に英・伊の反応は様々!「最高の選手を失った」との声も

THE DIGEST編集部

2021.08.29

 土壇場で移籍先が変わり、世界中を驚かせた。だが、かつてイタリアの名将を務めたアリーゴ・サッキ氏はそうではなかったようだ。日刊紙『Gazzetta dello Sport』で、両チームの視点も交えながら、次のように感想を語っている。

「ペップ・グアルディオラの“トータルサッカー”に“怪物”のC・ロナウドは合わない。ユナイテッド行きは正しい判断だ……、彼は一流のソリストであり、イタリア・サッカーは最高の選手を失った。ユベントスはこの穴を埋めるため、スタッフがハードワークをし、選手たちはこれまで以上に多くの責任を負う必要がある」

 プレミアリーグのプレーについては、多くの期待の声がある一方、疑いの目を向ける者も少なくない。リバプールのレジェンドであるグレアム・スーネスもそのひとりだ。

 英専門メディア『GIVEMESPORT』の中では、C・ロナウドに関して「今後もゴールを決めるだろう。しかし、ビッグゲームで守備に長けたマーカーが彼についた時にはどうだろうか……」とコメント。「成功する全てのチームの選手は全て、常にボールを取り返すのに全力で取り組んでいる」などと、守備に苦労すると見ているようだ。
 
 また、“去られる”ことになったイタリアでは、C・ロナウドに対するファンの厳しい反応もある中、ユベントスの専門メディア『BLACK & WHITE READ ALL OVER』などは、冷静にこの3年間を検証している。

 2018年時、ビジネス展開を狙っていたユベントスにとってC・ロナウドは最適の存在であり、その部分では効果があった。しかし、最低でも4強入りが義務のチャンピオンズ・リーグでことごとく早期敗退に終わり、見込んでいた収入が得られなかったこと、そして何よりコロナ禍によって大打撃を受けたことが、両者の決別を早くしたという。

 その一方で、同メディアはC・ロナウドが在籍するユベントスのブランドの強さ(イタリアでは1位)が、実は中国やアメリカという巨大市場においては、ミランよりも下だったとも指摘。3年間で2億5000万ユーロ(約325億円)を投じたC・ロナウド自身は、ピッチ上で文句なしの結果を出したものの、プロジェクトとしては「失敗」の部類に入ると判断している。

構成●THE DIGEST編集部

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