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海外サッカー

絶対的な存在となった冨安健洋に現地メディア、OBから賛辞続々!アーセナルはバックアッパーの獲得を検討か

THE DIGEST編集部

2021.12.27

 また、スポーツ専門サイト『SPORTING LIFE』は、プレミアリーグにおける今年の監督ランキングでアルテタ監督を5位に選出し、その寸評の中で「ラムズデイル、ホワイト、マルティン・ウーデゴー、そしてトミヤスが、ジョゼップ・グアルディオラ(現マンチェスター・シティ)から着想を得た戦術を実施するために必要な最期の要素を、アルテタ監督に提供した」と、新加入選手の貢献ぶりを紹介した。

 アーセナルOBでも、レイ・パーラーはラジオ局『talkSPORT』で「アルテタ監督は幾人かの選手をチームに連れてきたが、トミヤスの右SBとしての補強はファンタスティックなものだった」と賛辞を贈り、マーティン・キーオンは冨安を含む守備陣について「(CBとして)コンビを組んだホワイトとガブリエウ・マガリャンイス、これに特別な存在としてトミヤスが加わり、(左SBの)キーラン・ティアニーが復帰、そしてその背後に傑出したGKラムズデイルが控える非常に良い布陣」と評価している。

 専門サイト『THE BOOT ROOM』は、ちょうど1年前のチームとの比較で現在の充実ぶりを表現。昨年12月19日にエバートンに1-2で敗れたアーセナルは当時、直近7試合で2分け5敗という悲惨な成績により15位まで沈んで降格も危ぶまれる状態であり、4位という高順位につけている今季とはあまりに対照的である。

 また、同メディアは当時のメンバー(GKベルント・レノ、DFロブ・ホールディング、ダビド・ルイス、ティアニー、エインズリー・メイトランド=ナイルズ、MFダニ・セバージョス、モハメド・エルネニー、ブカヨ・サカ、FWニコラス・ペペ、エディー・エンケティア、ウィリアン)を紹介し、「現在のチームの方が、見ると自信が増す布陣だ」と綴り、冨安にも「ホワイトとともに4バックの不動の存在となった」と言及した。

 これほど高く評価される冨安が負傷したことは、アーセナルにとって“有事”であり、『football.london』は、クラブが現在の右SBのオプションであるセドリク・ソアレス、カラム・チェンバース、メイトランド=ナイルズでは、冨安の穴を埋めることはできないと考えていると報道。同メディアも、カラバオ杯準々決勝で右SBを務めたセドリクに対しても、「不安で無防備であり、相手の攻撃陣から確実に狙われる」と、そのプレーを酷評した。

 そのため、冬の移籍市場での補強が必要であるとして、ヨアキム・メーレ(アタランタ/デンマーク代表)、ラスムス・クリステンセン(レッドブル・ザルツブルク/デンマーク代表)、ジョアン・マリオ(ベンフィカ/ポルトガル代表)らの名を「トミヤスのバックアッパー候補」として挙げている。

構成●THE DIGEST編集部

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