バルセロナのスポーツ紙『MUNDO DEPORTIVO』は「前回の対戦での“死刑執行人”が投入され、試合にはよりリズムがもたらされ、チャンスも幾つか生まれた」と報じ、65分のシュートを放った場面については「バランスを崩しながらも相手守備陣を崩してフィニッシュに持ち込んだことは、マジョルカにとっても良い瞬間だった」と、そのプレーが効果的なものだったと指摘した。
  　ラジオ局『Cadena SER』は「久保は後半途中から出場して、試合に“革命”を起こした」と表現し、マジョルカの地元紙『Ultima Hora』は、前日の65分のプレーを「ホームでの勝利をもたらしたピースのひとつ」と、やはりその効果の程を強調している。

　また、この試合には海外メディアも注目しており、とりわけアギーレ監督の母国メキシコでは、日刊紙『EL UNIVERSAL』が久保のスタメン落ちを「驚きのラインナップ」と捉え、「後半に野心を持ったチームによってピッチに迎え入れられた」と報じた。

　一方、スポーツ専門メディア『mediotiempo』は「多くの時間帯でアトレティコがボールを支配した試合で、チャンスを多く創ることは困難ではあったが、それでも久保はメキシコ人指揮官を満足させた」、『TUDN』は「アギーレの守備的戦略が効果を発揮した一戦だったが、（攻撃面では）マフェオと久保が流れを変えた」と、それぞれ日本人選手に言及している。

　最後に、イタリアのサッカー専門メディア『TUTTO mercato WEB.com』は10点満点の採点でチーム２番目タイの「７」という高評価を与え、「アタッカーは途中からピッチに入り、試合を変えた。ライン間で相手に痛手を与え、脅威を与えた」とポジティブな寸評を綴った。

構成●THE DIGEST編集部

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