長谷部のプレーについては、フランクフルトの地元紙『Frankfurter Rundschau』は「傷んだトゥタに代わり、０-１の状況から登場。すぐに試合に絡み、彼自身のプレー同様に、守備陣全体にも安全を与えた」と称賛。一方、鎌田については「12分に大きな得点機が訪れたが、シュートの決心を下すのが遅すぎた。彼は何度かボールを奪ったが、その後が遅かった。遅くても、何もしないよりはマシだが……」と、ネガティブな評価となった。
  　決勝では前述の場面の他、後半にGKと１対１になりながら、ループシュートがクロスバーを越えてしまった逸機が目立ち、他の多くの現地メディアからもその点が言及されてしまった鎌田だが、英国公共放送『BBC』は視聴者投票による採点でチーム３番目に高い「7.49」という数字を与えており（長谷部はチーム８番目の「7.31」）、英国日刊紙『Daily Mail』はチーム最高タイの「6.5」で、「ドリブルとインテリジェントな敵陣深くへのランニングでレンジャーズに不安を与えた」と綴っている。

　スポーツ専門メディア『sportskeeda』は「120分間でシュートは２本に止まり、枠内シュートは１本だけだった。しかし、それ以外のプレーは効果的であり、PK戦でも成功した」と記述。サッカー専門メディア『90min』も「コスティッチとともに、レンジャーズにとっての最大の脅威となった。素早い動きとパスへの反応は、相手にあらゆる種類の問題を引き起こした」と称賛し、こちらは長谷部について「最後尾の自身の経験を提供した」とポジティブに評した。

構成●THE DIGEST編集部

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