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海外サッカー

久保建英の新天地候補ソシエダはなぜ三たび関心を寄せたのか? スペイン各紙が報じる“ラ・レアル”の本気度と移籍のメリットとは

THE DIGEST編集部

2022.06.23

 バルセロナのスポーツ紙『MUNDO DEPORTIVO』もこの件を報じ、ソシエダが右ウイングの補強を優先課題のひとつとしており、これに久保がうってつけの人材であることを指摘した上で、「ラ・レアルは完全移籍を望んでいるが、マドリーはこれを望んでいない」と両クラブの意思を示し、「日本人選手が輝きを放った場合には、彼を買い戻せることを保証した上で、経済的な見地からの売却を目論んでいる」と伝えた。
 
 一方、バスク地方の日刊紙『EL DIARIO VASCO』は、久保を戦力として検証し、「ウイングとして魅力に溢れているが、MFとしても有能なアシスタントを務めることができ、ダビド・シルバを助けることができる」と、その多彩な有用性も高評価。マドリーとは、過去5年間でディエゴ・ジョレンテ、テオ・エルナンデス、マルティン・ウーデゴーの移籍(レンタル含む)において良好な関係を築いてきたとして、今回も交渉がうまくいくことを期待している。

 マドリーの専門メディアも、ソシエダへの移籍については好意的なところが多く、『THE REAL CHAMPS』は「ラ・レアルは素晴らしいクラブで、久保が成功するための全ての要素が揃っている」「この目的地は理に適っており、買い戻しオプションがあれば、最終的にマドリーに利益をもたらすだろう」、『MANAGING MADRID』は「この取引は全ての関係者にとって意味がある」、そして『Defensa Central』は「日本人選手のイベリア半島北部への譲渡は、全ての面において適合している」と綴った。

『AS』紙などは、ソシエダ以外にもセビージャ、ベティスも久保に合ったクラブであると推奨し、また彼の200万ユーロ(約2億6000万円)といわれるサラリーも調整が必要になると指摘されているが、果たして引く手あまたといわれる久保の選択肢は今後、どこまで増加し、最終的にマドリーと彼がいかなる決断を下すだろうか。

構成●THE DIGEST編集部
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