コメンテーターのウィーランはまた、「この状況こそアルテタ監督が強いチームを形成する上で、望んでいるものだ。競争と深みのある強さが、アーセナルと上位チームとの間のギャップを埋めることになる」とも主張しており、冨安も右SBの絶対的な存在に君臨するよりは、ホワイトを含めたライバルとの競争を展開する方が理想的ということである。
  　これに対し、アーセナルの専門サイト『Just Arsenal』は「冨安は現在のアーセナルにとって重要なメンバーであり、彼がチームに戻る時期が早ければ早いほど、それはより良いことである」と綴っているが、昨季にチームが陥った苦境を考慮して、「右SBのさらなる強化のためには、新たな選手の獲得が必要だろう」との見解を示した。

　昨季は新加入ながらすぐに不可欠な存在となり、それゆえに負傷離脱中のチームに問題を引き起こすこととなった23歳の日本人選手だが、今季はいかなる環境の中で「ガナーズ」での２年目を過ごすことになるのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部
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