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海外サッカー

久保建英の“幻のゴラッソ”に現地メディアは「素晴らしい」「不当な取り消し」。連勝ストップも「ラ・レアルでベストのひとり」と評価

THE DIGEST編集部

2022.10.23

 一方、『AS』紙はこのプレーを、「久保がイバン・サンチェスを欺き、エリアの端からシュートを放ってGKジョルディ・マシプを破った。彼はブランキビオレタ(バジャドリーの愛称)の幸福に終止符を打った。再びVARが主審にファウルの確認を促すまでは……」と報じている。
 
 同メディアも、採点では「1」とし、個別評価の記事においては、「序盤はプレーに絡んで相手に脅威を与えることが難しかったが、途中からスイッチが入り、素晴らしいゴールを挙げたが、“不当”に取り消された。幾つかゴール前にパスを入れたが、味方には繋がらなかった」と、良い点と悪い点の両方を挙げた。

 続いてバルセロナのスポーツ紙『MUNDO DEPORTIVO』は、「カウンター攻撃から相手の2選手の間へドリブルで仕掛け、左足で素早くシュートを放った日本人選手の素晴らしいアクション」と幻のゴールを評し、彼のこの試合でのパフォーマンスを「最も脅威を創出した選手のひとりであり、左サイド、センター、後ろから相手を痛めつけた。素晴らしいゴールを決めるも、“補償”のために取り消し。後半は姿を消した」と評している。

 バスクの地元紙『noticias de Gipuzkoa』は10点満点の採点で、「7」のスビメンディに次ぐチーム2番目の「6」を久保に与え、寸評は「まさにファイターであり、攻撃面ではあらゆるところに現われた。素晴らしいゴールを決めたが、スビメンディのファウルによって無効となった。エネルギーを使い果たして終わった(74分にパブロ・マリンと交代)ことも、特記事項だ」と、ポジティブな内容となった。

 最後にサッカー専門サイト『El Desmarque』は、「チュリ・ウルディン(ソシエダ)は苦しむ中、久保やカルロス・フェルナンデスを中心に奮闘を続けた」「久保は運動量が多かった」と、背番号14の貢献ぶりを強調するとともに、採点ではイゴール・スベルディア、スビメンディと並んでチーム最高の「7」。「ラ・レアルでベストな選手のひとり。非常にアクティブで、うまくライン間でプレーし、相手のマークを外した。取り消されたゴールは見事なものだった」と、賛辞を贈っている。

構成●THE DIGEST編集部
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