地元紙『Frankfurter Rundschau』はまた、鎌田を「頭脳明晰であり、マリオ・ゲッツェを理解し、助けることができる選手」と、チームメイトの良さも最大限に引き出す能力があると高く評価。また、同じく地元紙の『Frankfurter Allgemeine Zeitung』は「フランクフルトは鎌田の豊富なアイデアに頼ることになった」と、彼の存在の大きさを強調している。
  　そして、鎌田を最大級に称賛したのが、フランクフルトが所在するヘッセン州の日刊紙『hessenschau』で、「これが、鎌田がフランクフルトの真のスターである理由だ」と題した記事において、彼を「ブンデスリーガのベストMF」と評し、「ゴールを決め、タックルを仕掛け、責任を果たす。鎌田は常に良い選手だが、今季の成長ぶりは目覚ましいものがある。フランクフルトは彼に満足している」と記述。さらに、賛辞は以下のように続いた。

「鎌田はチームで最も完成度の高い選手のひとりに成長し、現在リーガで６ゴールを挙げ、最多得点のMFとなっている。彼の周囲は大物で有名な選手ばかりだが、今季のフランクフルトの真のスターは鎌田だ。グラスナー監督も『鎌田はそのパフォーマンスによって、チームのリーダーとなっている』と褒め称えた」

「鎌田とフランクフルトとの契約は今季終了後に満了する。彼にはビッグクラブで大金を稼ぐチャンスが増えているが、フランクフルトは最も重要な選手のひとりを失う危険にさらされています。ただ、ひとつだけはっきりしているのは、鎌田には間違いなく、そのキャリアにおいて次のステップアップを果たせるだけの才能が備わっている」

構成●THE DIGEST編集部
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