地元紙『Frankfurter Rundschau』は「なんと落ち着き払った、抜け目のないパフォーマンス！　彼のプレーは理に適ったものであり、下がり目のポジションで信じられないほどのゲームインテリジェンスを示した。ほとんどミスを犯すことなく、正確なシュートで同点ゴールを挙げ、公式戦での今季通算得点を11とした。これ以上は不可能というプレーぶりだった」と、最大限に背番号15の日本人選手を称賛している。
  　同メディアはまた、鎌田を単独で取り上げた記事において、「鎌田が２列目として攻撃を担った時には、フランクフルトで最も優れた選手のひとりであり、下がり目（ボランチ）では、フィジカルでの争いに参加できる」「別の強みとしてボール捌きの巧さが挙げられ、中盤で冷静さを保ち、試合に安定をもたらせる。パスの成功率の高さや、ほとんどボールを失わないことも、彼の才能の高さゆえである」と指摘した。

　一方、同じく地元紙の『Frankfurter Allgemeine Zeitung』は「移籍市場で経済的な理由から売却候補に挙がっていた鎌田は、今や数えきれないほどの成果を上げている。ドルトムント相手の同点ゴールは、公式戦で11点目。ゲームインテリジェンスとエレガントさで、フランクフルトのプレーに特別なタッチをもたらす。トップフォームの指揮者だ」と、こちらも個別評価での寸評はポジティブな内容に終始している。

構成●THE DIGEST編集部
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