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海外サッカー

「強い日本によく戦った」母国先輩がモドリッチらに労い。準々決勝ブラジル戦では「サプライズを起こせる」と確信【W杯】

THE DIGEST編集部

2022.12.09

リバコビッチ(左)をはじめ、チームメイトはモドリッチ(右)に全幅の信頼を寄せる。(C)Getty Images

リバコビッチ(左)をはじめ、チームメイトはモドリッチ(右)に全幅の信頼を寄せる。(C)Getty Images

 モドリッチについて、元クロアチア代表MFのネナド・ビエリツァ氏は「ルカは史上最高のクロアチア選手だ」と称賛する。さらに、彼のアドバイスが若い選手たちに良い影響を与えていると語り、トーンは熱を帯びる。

「ルカは史上最高のクロアチア選手だよ。もちろん、若い選手たちにアドバイスできることがあればするだろう。彼の言葉は、全ての選手にとって非常に重要だ。ピッチ上では、彼のリーダーシップとキャラクターがとても重要なんだ。モドリッチはチームの大きなリーダーなんだ」

 クロアチアにとって大一番と言われる準々決勝ブラジル戦については、「ブラジルはグループステージ最終戦のカメルーン戦で、他の選手にチャンスを与え、主力選手を休ませる機会があったが、私たちにはそのチャンスがなかった」と主力選手の蓄積疲労に懸念を示すも、ビエリツァ氏はサプライズを起こせると確信しているようだ。

「モドリッチ、ペリシッチ、ブロゾビッチ、ドマゴイ・ヴィーダのような選手たちがいる。彼らはチームにとって非常に重要であり、経験も豊富だ。ベストプレーヤーは常にプレーしなければならない。日本との試合は、チームが少し疲れているように見えたので完璧ではなかったが、強い相手によく戦ったと思う。(準々決勝は)大きな試合になる。いいチームだから期待もあるし、ブラジルを驚かせるだけのクオリティをクロアチアは持っていると思う」
 
 下馬評ではブラジル有利の見方が多いが、クロアチアを推すメディアも少なくない。ロシアのスポーツメディア『Telesport』のジュライ・ヴルドルジャック記者もその一人で、「今のクロアチアは2018年のW杯とは少し違うチーム」と述べている。

「2018年は彼らのラストダンスだったと思う。今のクロアチアは前回のW杯とは少し違うチームだ。この『黄金世代』の夢のシナリオは、W杯準優勝でほぼ達成されていた。だが、今回はいい意味で期待を裏切られた。奇跡的に再び準々決勝に進出することができた。だから彼らにとって、W杯の“新しい章”のお披露目なんだ。2018年の二日酔いは、もうとっくに解消されている」

 クロアチアは4年前に続く躍進を王国ブラジル相手に再現できるのか。それとも20年ぶりのW杯制覇に燃えるカナリア軍団が、欧州のタレント集団を打ち負かすのか。注目の好カードは、現地9日18時(日本時間9日24時)にキックオフを迎える。

構成●THE DIGEST編集部

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