ゴール期待値はメッシが3.8でトップ、一方のエムバペは4位の2.8だが、これはPKでのゴールが総得点数の半分である前者と、全ての得点が優れた個人技やハイレベルな連係によるものである後者の違いであろう。いずれにせよ、徹底マークを受けながらのこの数値が彼らの優秀さを物語っているだけでなく、実際の得点数との乖離ぶりからも、2人の図抜けた得点力の高さが窺える。
チャンスメイクでは、アシスト数はともに2回。これは4位タイの数字だが、首位のハリー・ケイン(イングランド/3回)をはじめ、このランキングの上位はほとんど所属チームが敗退となっており、それらを除くと1位はフランスのグリーズマン(3回)、続いて2位にはメッシ、エムバペの他、フランスのテオ・エルナンデスとウスマンヌ・デンベレ、クロアチアのイバン・ペリシッチ、ミスラフ・オルシッチが並んでおり、ランキングは今度も変動がありそうだ。
キーパス(味方のシュートに繋がるパス)ではメッシが16本で首位、エムバペは9本で4位とやや開きがあり、ペナルティーエリア内でのパス本数もメッシは15本でランキングをリードする一方でエムバペは5位以内からも外れている。ここでは年長の大エースに一日の長がありそうだ。
しかし、フランスはキーパスではグリーズマンが首位タイ、エリア内のパスではデンベレが12本で2位、またジルーも3得点でシュート数は13本といずれも3位につけている。こうした攻撃に関するランキングにメッシ以外の選手の名前が全く出てこないアルゼンチンとは対照的である。
フランスはチームとしてうまく役割の分散ができており、ゆえにイングランド戦のようにエムバペが封じ込まれても、他の選手によって勢いのある相手をうまくいなして勝利を奪えるのだろう。対してアルゼンチンは、メキシコ戦途中までの「メッシに頼るチーム」から脱却し、他の若い選手が躍動した上で「メッシを活かすチーム」に変貌したことで、この35歳のエースを過去にないほど輝かせているが、「メッシのチーム」であることに変わりはない。
チャンスメイクでは、アシスト数はともに2回。これは4位タイの数字だが、首位のハリー・ケイン(イングランド/3回)をはじめ、このランキングの上位はほとんど所属チームが敗退となっており、それらを除くと1位はフランスのグリーズマン(3回)、続いて2位にはメッシ、エムバペの他、フランスのテオ・エルナンデスとウスマンヌ・デンベレ、クロアチアのイバン・ペリシッチ、ミスラフ・オルシッチが並んでおり、ランキングは今度も変動がありそうだ。
キーパス(味方のシュートに繋がるパス)ではメッシが16本で首位、エムバペは9本で4位とやや開きがあり、ペナルティーエリア内でのパス本数もメッシは15本でランキングをリードする一方でエムバペは5位以内からも外れている。ここでは年長の大エースに一日の長がありそうだ。
しかし、フランスはキーパスではグリーズマンが首位タイ、エリア内のパスではデンベレが12本で2位、またジルーも3得点でシュート数は13本といずれも3位につけている。こうした攻撃に関するランキングにメッシ以外の選手の名前が全く出てこないアルゼンチンとは対照的である。
フランスはチームとしてうまく役割の分散ができており、ゆえにイングランド戦のようにエムバペが封じ込まれても、他の選手によって勢いのある相手をうまくいなして勝利を奪えるのだろう。対してアルゼンチンは、メキシコ戦途中までの「メッシに頼るチーム」から脱却し、他の若い選手が躍動した上で「メッシを活かすチーム」に変貌したことで、この35歳のエースを過去にないほど輝かせているが、「メッシのチーム」であることに変わりはない。