専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
海外サッカー

歴代W杯決勝に最も多くの選手を送り込んだクラブは? 今大会も独伊の名門が1982年から続くファイナリスト輩出を継続!

THE DIGEST編集部

2022.12.15

 また、イタリアのスポーツ紙『Gazzetta dello Sport』などが報じているのは、1982年大会以降、バイエルンとインテルの選手が必ず、決勝のメンバーに名を連ねているということだ。今大会も、すでに決勝進出を決めたアルゼンチンではラウタロ・マルティネスとホアキン・コレアがインテル所属。一方のバイエルン所属選手は、フランス代表にダヨ・ウパメカノ、バンジャマン・パバール、リュカ・エルナンデス、キングスレー・コマンがおり、この歴史が継続されることが確定している。

 ほぼ無制限に外国人選手を擁することができる現在はともかく、1995年のボスマン判決前には外国人選手の人数が厳しく制限されていた中でも、所属選手が決勝の舞台に立ち続けられたのは、バイエルンの場合は高い確率でドイツ代表チームがファイナリストになったこと、インテルの場合は当時世界最高峰リーグといわれたセリエAの強豪クラブだったことが理由に挙げられるが、多くのライバルがいる中でのこうした記録は、ひとつの勲章と言えよう。なお、各大会のインテルとバイエルン所属の決勝出場選手は以下の通りである。
 
◇1982年大会
インテル:イバーノ・ボルドン、ジュゼッペ・ベルゴミ、ジャンピエロ・マリーニ、ガブリエレ・オリアリ、アレッサンドロ・アルトベッリ(いずれもイタリア)
バイエルン:ヴォルフガング・ドレムラー、パウル・ブライトナー、カール=ハインツ・ルンメニゲ(いずれも西ドイツ)

◇1986年大会
インテル:カール=ハインツ・ルンメニゲ(西ドイツ)
バイエルン:クラウス・アウゲンターラー、ノルベルト・エダー、ローター・マテウス、ディーター・ヘーネス(いずれも西ドイツ)

◇1990年大会
インテル:アンドレアス・ブレーメ、ローター・マテウス、ユルゲン・クリンスマン(いずれも西ドイツ)
バイエルン:ライモント・アウマン、シュテファン・ロイター、ユルゲン・コーラー、クラウス・アウゲンターラー、ハンス・プフリュグラー、オラフ・トーン(いずれも西ドイツ)

◇1994年大会
インテル:ニコラ・ベルティ(イタリア)
バイエルン:ジョルジーニョ(ブラジル)

◇1998年大会
インテル:ロナウド(ブラジル)、ユーリ・ジョルカエフ(フランス)
バイエルン:ビセンテ・リザラズ(フランス)

◇2002年大会
インテル:ロナウド(ブラジル)
バイエルン:オリバー・カーン、トーマス・リンケ、イェンス・イェレミース、カルステン・ヤンカー(いずれもドイツ)

◇2006年大会
インテル:マルコ・マテラッツィ(イタリア)
バイエルン:ウィリー・サニョル(フランス)

◇2010年大会
インテル:ヴェスレイ・スナイデル(オランダ)
バイエルン:マルク・ファン・ボメル(オランダ)

◇2014年大会
インテル:ウーゴ・カンパニャーロ、ロドリゴ・パラシオ、リカルド・アルバレス(いずれもアルゼンチン)
バイエルン:マヌエル・ノイアー、ジェローム・ボアテング、フィリップ・ラーム、トニ・クロース、マリオ・ゲッツェ、トーマス・ミュラー、バスティアン・シュバインシュタイガー(いずれもドイツ)

◇2018年大会
インテル:マルセロ・ブロゾヴィッチ、イバン・ペリシッチ(いずれもクロアチア)
バイエルン:コランタン・トリソ(フランス)

構成●THE DIGEST編集部
【関連記事】メッシがブチギレた理由が明らかに。「こっちに来い!」と挑発する蘭代表戦士を黙らせたのは“盟友”だった?【W杯】

【関連記事】「メッシを怒らせない方がいい」アルゼンチンの守護神と監督が明かした“荒れた試合”の舞台裏。敵将が放った野次に憤怒【W杯】

【関連記事】「何見てんだよ! あっち行け!」大荒れ展開に苛立ったメッシ、相手FWと敵将に辛辣発言「ファン・ハール? 放り込むだけ」【W杯】
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号