抜群の費用対効果を示している日本人アタッカーについては、『ONEFOOTBALL』は「シーズンが終わるまでに、この若者に興味を持たないクラブなど、この地球上に存在しないだろう」と称賛して、移籍市場においても注目の存在になるだろうと指摘しているが、実際に専門サイトの『FootballTransfers』は、三笘がアーセナルの補強対象になれると主張している。
  「ガナーズ」はシャフタール・ドネツクのアタッカーで、「ウクライナのネイマール」と呼ばれるミハイロ・ムドリクに以前から目を付け、昨夏に接触したが、提示額はシャフタールが設定した１億ユーロ（約141億円）とは開きがあり、現在はチェルシーが獲得に近づいているという。

　同メディアは、「三笘はムドリクの優れた代役候補となれる可能性がある」と綴り、アーセナルにとって「完璧な代替手段」となる理由を、「25歳の日本人は、カタールW杯では脇役だったが、起用されるたびにエネルギーと火花を日本代表に与え、最も影響力のある選手となったことは間違いない。実際、ブライトンでの彼の調子を考えると、彼が大会であまり使われなかったのは驚きだ」と挙げ、さらに以下のように続けている。

「ブライトンでは、グレアム・ポッター指揮時は出場機会が限定され、短い時間で見る者に強い印象を与えたが、ロベルト・デ・ゼルビ監督が着任してから、直近のプレミアリーグ５試合で先発出場し、真の違いを生み出し始めている。ここまで３得点・１アシストを記録し、１対１の驚異的な能力で注目を集めている三笘。その加速力は、イングランドで最高の部類に入るものである」

「彼が唯一取り組まなければならないのは、ファイナルサードでのフィニッシュの確実性の向上だ。そのプレーに安定してゴールを追加することができれば、プレミアリーグで最高のウイングのひとりとなるだろう。ベン・ホワイト（現アーセナル）やククレジャらが5000万ユーロ（約71億円）以上で売却されたことを考えると、三笘も安くなることはないだろうが、それでもアーセナルにとって彼はマドリクに代わる賢明な選択だ」