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海外サッカー

「見ていて素晴らしい」独レジェンドも鎌田大地を絶賛! 地元紙は“好待遇”でのベンフィカ行きの可能性を示唆

THE DIGEST編集部

2023.01.26

「(鎌田、エヌディカの)2人はそれぞれ、フランクフルトから2026年までの新たな契約を提示されており、これを受け入れれば、250万~300万ユーロ(約3億5000万~4億2000万円)の年俸と勝利ボーナスを得ることになり、クラブではケビン・トラップとマリオ ゲッツェに次ぐ高給取りになる」と紹介した同メディアは、以下のように続ける。
 

「それにもかかわらず、この2選手のストーリーはいずれもクラブとの別れという結末に向かうだろう。フランクフルトは、財政的に強い海外のクラブには対抗できず、ふたりは新天地でより多くの収入を得る可能性がある。しかもフリーでの加入となれば、年俸だけでなく、別の豪勢な収入も期待できる」

 このように、主力選手の退団の可能性が高いといわれている状況で、フランクフルトも今後に向けて動いており、『Frankfurter Rundschau』紙は、エヌディカの後釜となり得る選手として、ロイヤル・アントワープでプレーする21歳のエクアドル代表DF、ウィリアム・パチョの獲得を狙っていると報道。フランクフルトの提示は1100万ユーロ(約15億5000万円)、アントワープの希望は1500万ユーロ(約21億円)ということで、この開きをいかに埋めるかが注目される。

 鎌田らが自身の未来について、いつ、どのような決断を下すのかが気になるところだが、それが現時点でブンデスリーガ3位、チャンピオンズ・リーグで16強入りと、例年になく好調なクラブの快進撃に水を差してしまっては、その価値を下げてしまうことになり、残りのシーズンでの彼らのパフォーマンスは、あらゆる意味で重要なものとなるだろう。

 ちなみにドイツ・サッカーのレジェンドであるローター・マテウスは『Sky Sports』のコラムで、「戦力的に昨季から多くの変更があったにもかかわらず、フランクフルトが生み出し、伸ばしたものは印象的だ。ゲッツェ、イェスパー・リンストローム、ランダル・コロ・ミュアニ、トラップ、そして鎌田の活躍は見ていて素晴らしいものだ。バイエルンを止めるのはアイントラハトかもしれない」と、チームとともに背番号15を絶賛しているが、今後の彼のプレーには、その去就同様に要注目である。

構成●THE DIGEST編集部
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