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Jリーグ・国内

最多得点&最少失点でJ2を制した柏レイソル――完成されたチームに仕上がった転機とは?

サッカーダイジェスト編集部

2019.12.02

J2最終節は京都に13―1で快勝。Jリーグ史上初となる一試合二桁のゴールを決めた。写真:田中研治

J2最終節は京都に13―1で快勝。Jリーグ史上初となる一試合二桁のゴールを決めた。写真:田中研治

「やっぱり13戦負けなしの時期でしょ。大勝ではなくてもレイソルは勝てると。あの時に(チームが)グッと固まった。最初に4連勝した時は、みんなどこかおかしいではないけど、『勝っているけど……』みたいなのがあって。そこから勝てない時期が続いて、またやっと勝ち出した。そこで自分たちが一生懸命やらないと勝てないと分かったと思う」

 夏場に「進むべき道、戦い方を確立した」(ネルシーニョ監督)チームは7月31日の25節・岡山戦に勝利して首位に立つと、そこからは最大で2位以下に10ポイント差を付ける独走態勢に突入。約3か月もの間、負け知らずだった。
 
 9月以降は上位対決でことごとく勝点を落とし、ライバルチームに差を詰められる時期もあったものの、要所のゲームはしっかりと制して、一度も首位の座を譲らずにJ2優勝&J1昇格を確定。「チャンピオンになるにはひとつだけできれば良いわけじゃないからね。やっぱり守備も攻撃も良いからチャンピオンになれる」と鎌田次郎の言うとおり、終わってみれば最多85得点、最少33失点、得失点差52と断トツの成績でJ2優勝という目標を達成した。

取材・文●須賀大輔(フリーライター)

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