また選手では、殊勲の決勝ゴールを挙げたロドリが、CL決勝で得点を記録した12人目のスペイン人であり、また1992-93シーズンのCL創設以降、決勝で最も多くのゴールを奪っているのもスペイン人選手である。そして、今季は貴重なゴールを幾つも挙げてマンCの勝利に大貢献したイルカイ・ギュンドアンだが、ドイツ人選手がドイツのクラブ以外でキャプテンとして欧州カップ決勝に出場したのは初のことだという。
今季はシーズン中にカタール・ワールドカップが開催されたが、ここで世界一の称号を手にしたアルゼンチン代表の一員で、今回CLも勝ち取ったのがフリアン・アルバレスだ。残念ながら決勝はベンチで90分間を過ごすこととなったが、マンC加入1年目で公式戦17得点4アシストと結果を残した23歳のFWは、W杯優勝とトレブルを同時に経験した最初の選手という勲章も手にした。
また、彼は2018年に当時在籍していた母国のリーベルでコパ・リベルタドーレスに優勝。欧州と南米のクラブ王者に輝いたのは、カフー(サンパウロ、ミラン)、ジダ(クルゼイロ、ミラン)、ロッキ・ジュニオール(パルメイラス、ミラン)、ワルテル・サムエル(ボカ、インテル)、カルロス・テベス(ボカ、マンU)、ロナウジーニョ(バルサ、アトレティコ・ミネイロ)、ネイマール(サントス、バルサ)、ダニーロ(サントス、マドリー)、ダビド・ルイス(チェルシー、フラメンゴ)、ラフィーニャ(バイエルン、フラメンゴ)以来だ。
さらに、CL、コパ・リベルタドーレス、そしてW杯の優勝経験者となると、ジダ、カフー、ロッキ・ジュニオール、ロナウジーニョのブラジル人4人に次ぐものであり、アルゼンチン人としては初、そして最年少での記録達成である。
逆にベテランとしてタイ記録を創ったのは、サブGKとしてベンチに座った37歳のスコット・カーソンだ。そのキャリアにおいて多くのクラブを渡り歩いた守護神は、2004-05シーズンに所属するリバプールで王者の一員となったが(正GKはイェルジ・デュデク)、それから18年後に再び優勝を経験することに。これは、ミランのレジェンド、パオロ・マルディーニとアレッサンドロ・コスタクルタ(1988-89、2006-07)に並ぶ最長のものだ。
このリバプールが0-3から追いついてPK戦でミランを下すという「イスタンブールの奇跡」が起こったアタテュルク・オリンピヤト・スタドでのCL決勝は、圧倒的有利といわれたマンCが、スペインのスポーツ紙『MARCA』が「ペップはチャンピオンになったが、インテルはマンCにとって拷問だった」と報じたように、プレッシャーとインテルの勢いのあるプレーに苦しみ、18年前のように「番狂わせ」が起こるかと思われたが、彼らの強さがこの実現を許さなかった。
2度目のイスタンブールでの決戦で残された事実は、今回もイングランドのチームがイタリア・ミラノのチームを抑えてビッグイヤーを手にしたということである。
構成●THE DIGEST編集部
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また、彼は2018年に当時在籍していた母国のリーベルでコパ・リベルタドーレスに優勝。欧州と南米のクラブ王者に輝いたのは、カフー(サンパウロ、ミラン)、ジダ(クルゼイロ、ミラン)、ロッキ・ジュニオール(パルメイラス、ミラン)、ワルテル・サムエル(ボカ、インテル)、カルロス・テベス(ボカ、マンU)、ロナウジーニョ(バルサ、アトレティコ・ミネイロ)、ネイマール(サントス、バルサ)、ダニーロ(サントス、マドリー)、ダビド・ルイス(チェルシー、フラメンゴ)、ラフィーニャ(バイエルン、フラメンゴ)以来だ。
さらに、CL、コパ・リベルタドーレス、そしてW杯の優勝経験者となると、ジダ、カフー、ロッキ・ジュニオール、ロナウジーニョのブラジル人4人に次ぐものであり、アルゼンチン人としては初、そして最年少での記録達成である。
逆にベテランとしてタイ記録を創ったのは、サブGKとしてベンチに座った37歳のスコット・カーソンだ。そのキャリアにおいて多くのクラブを渡り歩いた守護神は、2004-05シーズンに所属するリバプールで王者の一員となったが(正GKはイェルジ・デュデク)、それから18年後に再び優勝を経験することに。これは、ミランのレジェンド、パオロ・マルディーニとアレッサンドロ・コスタクルタ(1988-89、2006-07)に並ぶ最長のものだ。
このリバプールが0-3から追いついてPK戦でミランを下すという「イスタンブールの奇跡」が起こったアタテュルク・オリンピヤト・スタドでのCL決勝は、圧倒的有利といわれたマンCが、スペインのスポーツ紙『MARCA』が「ペップはチャンピオンになったが、インテルはマンCにとって拷問だった」と報じたように、プレッシャーとインテルの勢いのあるプレーに苦しみ、18年前のように「番狂わせ」が起こるかと思われたが、彼らの強さがこの実現を許さなかった。
2度目のイスタンブールでの決戦で残された事実は、今回もイングランドのチームがイタリア・ミラノのチームを抑えてビッグイヤーを手にしたということである。
構成●THE DIGEST編集部
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