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海外サッカー

「メジャークラブへの移籍条件を満たした」鎌田大地が最高評価を獲得! ブラジルメディアがドイツの日本人選手17人の22-23シーズンを一斉査定!

THE DIGEST編集部

2023.06.23

 今年で39歳になるも、最後尾でのプレーの安定感は衰えを見せることなく、フランクフルトとのさらなる1年の契約延長を果たした長谷部誠。怪我でリーガ18試合出場に止まったこともあり、評価は「及第点」となったが、寸評は「コーチになる準備をしていた彼は、ピッチ上でまだ貢献できることを示した。フランクフルト史上最年長のフィールドプレーヤーとなり、13年ぶりに出場したCLでは、トッテナム戦でハリー・ケインを封じたことが称賛された」と非常にポジティブな内容となっている。

 同じくベテランで、シーズン中にはカタールW杯でキャプテンとして日本代表をリードした34歳の吉田麻也は、イタリアからドイツに渡ってシャルケでシーズンを過ごしたが、クラブの2部降格を回避させられず、「パフォーマンスには波があり、空中戦での勝利数ランキングで14位となり、1月から2月にかけては4戦連続クリーンシートに貢献するなど良い時もあったが、結局はチームを救うことができなかった」として、「悪い」の評価を下された。

 その吉田と、カタールではCBのコンビを組んだ板倉滉は、ボルシアMGでの1年目のプレーについて「良い」とされ、「すぐに絶対的なスタメンとなり、リーガの最初の2試合では国内スポーツ紙『Kicker』のベストイレブンにも選ばれるほどの素晴らしいプレーを披露」との記述。また、同じく代表DFの伊藤洋輝もシュツットガルトで明らかな成長を見せたことにより、「まだ改善の余地があるものの、パス、フィード、さらにはフィニッシュと、左足の精度と強さが特に高く評価された」と、こちらも「良い」と判定されている。
 
 板倉同様に昨年9月に膝に重傷を負ってカタールW杯出場が危ぶまれるも、本大会ではドイツ戦の決勝ゴールでヒーローとなった浅野拓磨のボーフムでのシーズンは、「個人として目立った活躍はなかったものの、右ウイングとして精力的に走るなど、献身性を示した。最終節レバークーゼン戦でゴールとアシストを決め、1部残留確定のヒーローとなった」と回想され、評価は「及第点」となった。

 W杯ではスペイン戦で「マン・オブ・ザ・マッチ」に選定された田中碧も、デュッセルドルフでの2シーズン目は「及第点」評価。寸評は「長所であるマークだけでなく、ゲームメイクのパスのクオリティーでも際立っていた。個人的には好調なシーズンだったが、4月初旬に右膝の靱帯を断裂し、全治までに数か月を要することになった」と綴られている。

 なお、同メディアによる全17選手の評価は以下の通り。

長谷部誠(フランクフルト/DF) 及第点
鎌田大地(フランクフルト/MF) 素晴らしい
遠藤 航(シュツットガルト/MF) 素晴らしい
伊藤洋輝(シュツットガルト/DF) 良い
原口元気(シュツットガルト/MF) 悪い
板倉 滉(ボルシアMG/DF) 良い
吉田麻也(シャルケ/DF) 悪い
上月壮一郎(シャルケ/FW) 良い
堂安 律(フライブルク/MF) 素晴らしい
浅野拓磨(ボーフム/FW) 及第点
奥川雅也(ビーレフェルト/MF) 及第点
田中 碧(デュッセルドルフ/MF) 及第点
アペルカンプ真大(デュッセルドルフ/MF) 良い
内野貴史(デュッセルドルフ/DF) 悪い
遠藤渓太(ブラウンシュバイク/MF) 酷い
室屋 成(ハノーファー/DF) 及第点
伊藤達哉(マクデブルク/FW) 良い

構成●THE DIGEST編集部

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