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海外サッカー

「鎌田大地はラ・リーガ向き、もっと言えばソシエダ向き」と現地記者が明言。「シルバの代役も期待できるし、戦術の幅を広げる資質も」

下村正幸

2023.07.21

 他にもブライス・メンデスやミケル・メリーノと候補はいるが、いずれもトップ下向きかというと疑問が残る。またアシエル・イジャラメンディ(→無所属)とアンデル・ゲバラ(→アラベス)の退団で中盤は手薄にもなっている。つまりソシエダが探しているのは、トップ下も中盤も幅広くこなせるユーティリティーなプレーヤーというわけだ。

 周知の通り、鎌田はトップ下、インサイドハーフ、アンカーをこなす。前出のレカルデ記者も、「プレースタイルに目を向けても、ボールに頻繁に絡みながら、攻撃にリズムをもたらすプレーは、ラ・リーガ向き、もっと言えばソシエダ向きで、キープ力にも長け、前線でボールを収めることができ、攻撃の起点にもなれる。シルバの代役としても期待できるし、戦術の幅をさらに広げる資質も持っている」と明言する。
 
 もっともレカルデ記者によると、現時点で『ノティシアス・デ・ギプスコア』を含めた地元紙は、鎌田の獲得に関するニュースをまだどこも報じていないという。伝えているのは“飛ばし”も含めて、噂レベルでも矢継ぎ早に記事を配信するネットメディア。そのひとつ『トド・フィチャヘス』も獲得に近づいていると報じているが、バカンス中もクラブ関係者とのコンタクトを怠らないレカルデ記者は、「まだそのような情報は入手していない」という。

 鎌田が“ポリバレントなアタッカー”というソシエダが探し求めているターゲット像に一致しているのは間違いない。今後の移籍交渉の進展に期待したいところだ。

文●下村正幸

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