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海外サッカー

ネイマール、今夏のバルサ復帰を望むも問題山積で実現は困難…母国ブラジルのメディアは去就に関する「4つのオプション」の可能性に言及

THE DIGEST編集部

2023.08.09

 古巣帰還に向けては高いハードルが立ちはだかるネイマールの去就について、彼の母国ブラジルのメディア『Globo』は「4つのオプション」を挙げている。

 ひとつ目の「バルサ」については、「ネイマールにとっては最も理想的な行き先だが、スペインでは実現の可能性は低いと見られている。バルサは今、新加入選手の登録に苦労しており、ネイマールの加入は状況をさらに複雑化するだろう。パリSGとの早期契約解除は考えにくく、レンタルとしてもパリSG側が彼の給与の大部分を支払うことに同意する可能性は低い」と懐疑的である。

 2つ目の「プレミアリーグ」は、欧州の高いレベルでのプレーというネイマールの希望に沿うものであり、バルサ復帰が叶わないのであれば、有力な選択肢となるだろう。なかでも、チェルシーは今年2月にネイマール獲得に興味を示していることが報じられ、それは現在も変わらないという。ただ、昨季の大不振によってCL出場権を失っており、これがネックとなる可能性があると『Globo』は指摘する。

 他に、巨額な移籍金と年俸を支払えるクラブといえば、プレミアリーグの中でもニューカッスルだけだというが、このサウジアラビア資本の金満クラブはここまで、このセレソンのスーパースターに関心を寄せていない。また、マンチェスター・ユナイテッドも候補のひとつだが、全ては新オーナー次第ということで、クラブの売却手続きが終わっていない状況では、今夏移籍の可能性は低いようだ。
 
 そして3つ目、当然というべきか、今夏移籍市場を賑わせている「サウジアラビア」もオプションのひとつ。クリスチアーノ・ロナウド(アル・ナスル)、カリム・ベンゼマ(アル・イテハド)に対抗しうるビッグネームを狙うアル・ヒラルは、エムバペ獲得に失敗した後、ネイマールにも食指を伸ばしたという。

「彼は現時点ではこれを拒否しているが、前述の選択肢がいずれも消えた場合、状況は変わるかもしれない。アル・ヒラルはパリSGに移籍金を支払い、さらにブラジル人選手にさらなる高額な給与を支払う財力を有している。全ては、ネイマール自身がこれを望むかどうかにかかっている」

 4つ目は「MLS」。盟友メッシの足跡を辿ることも、実現可能なオプションであるようだ。「まだ彼に興味を示すクラブはなく、さらにアメリカ国内の移籍市場は8月2日に閉まった」ということだが、「MLSのクラブに移籍して今年末まで他国のクラブにレンタルという道もある。また、MLSは国外クラブのフリーランスの選手の獲得は9月13日まで可能」とも綴っている。

 このように、サウジアラビア(アル・ヒラル)行き以外は何かしらの問題が存在するようだが、果たしてネイマールはどのような決定を下し、この先いかなるキャリアを歩むことになるのか。非常に興味深い。

構成●THE DIGEST編集部


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