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海外サッカー

2得点を含む4ゴールに関与の久保建英に、複数の現地メディアが満点評価!「彼は委ねられた“鍵”を強く握りしめ、初勝利への扉を開けた!」

THE DIGEST編集部

2023.09.04

 一方、指揮官は「私は、彼にはもっと多くのことを求めているし、彼自身もそうだろう。そして私は、攻撃だけでなく、彼の守備についても注目している。彼はこのチームに加入してから、守備にも精力的に取り組んでいる。彼への要求が多いのは、彼が重要な数字を出せる可能性を持っているからだ」と、試合前日会見同様、久保への期待の高さを示し、チームに対しても「8-1で勝てたかもしれない」と攻守両面で満足しなかった。

 現地メディアも、先週は筋肉の違和感で4日間練習を休みながらも、復帰していきなり結果を出したこの22歳に軒並み高評価を下しており、マドリードの日刊紙『MARCA』は、「久保は再び素晴らしいパフォーマンスを発揮し、2得点に加え、他の2つのゴールにも絡んで、戦前のイマノル監督の『(3節までで)1得点1アシストしか決めていないが、本来なら4得点4アシストを記録できたはずだ」との指摘に応えてみせた』と報じている。

 同メディアは、3点満点の採点で単独最高の満点「3」を背番号14に与え、2点目について「絶好調の時によく見られるように、運にも恵まれて、カルロス・ネバに当たってから完璧な軌道を描いてゴールに入るシュートで、再びチームにリードをもたらした」と記述。また、「久保は、さらに多くのゴールを決める機会があったとはいえ、ソシエダの素晴らしいチームプレーをリードした」と、その貢献ぶりを称賛した。
 
 一方の『AS』紙は、「久保がゴール祭りをリード」と報じ、先制時には「完璧なクロスシュート」、追加点を「日本人選手が再び決定力を発揮」と報道。さらに、「日本人はグラナダ戦で素晴らしいパフォーマンスを披露。2ゴールを挙げ、味方の得点をお膳立てし、相手守備陣にとっての絶え間ない悪夢となった」、グラナダ視点では「久保によって災難が引き起こされた」とも綴っている。

 さらに、「久保のプレーは、入場料を支払って観る価値がある。彼は『アノエタの王者』だ。彼には今季、ソシエダの“鍵”が委ねられ、彼はそれを強く握りしめ、今季初の勝利への扉を開けた」「この試合はエンターテインメントに溢れたものであり、プレミアリーグに匹敵するものだ。素晴らしいのは、ここにはタケがいることであり、これはイングランドにはないものだ」と、最大級の賛辞を日本人選手に贈った。

 また、個別評価の記事においても、久保に対しては「ジュード・ベリンガム(レアル・マドリー)と並んで、リーガの序盤で最も調子の良い選手であり、4試合で3得点1アシストを記録。イマノルが投げかけた挑戦に、タケは2ゴールで応えたが、ハットトリックにはほんの少し足りなかった。2点目の素晴らしいゴールは一見の価値がある」と、リーガで8月のベストプレーヤーに選ばれたベリンガムを引き合いに出し、その素晴らしさを強調している。
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