バスクの地元紙『noticias de Gipuzkoa』は、久保加入前のソシエダが序盤に積極性を欠いていたのに対し、「彼の加入により、新たなエネルギーが生まれたことで、スピーディーに試合を始めることができるようになった」と賛辞を贈り、２分の好機創出には「素晴らしい」、そして２点目の場面を「久保のパスを受けたメンデスは長い距離をドリブルし、この日本人選手とオジャルサバルの興味深い動きに護衛されながら、クロスシュートでゴールを決めた」と振り返った。

　個別評価ではチーム２位タイとなる「８」の高採点で、「得意とするプレースタイルで試合開始を迎え、ホームのサポーターを驚嘆させ、彼らに最悪の事態に備える準備を始めさせた。２点目のゴールでは素晴らしい役割を果たし、メンデスのドリブルをサポート。しかしその後は、得点を重ねるのは難しかったようだ」と、寸評も大部分がポジティブなものとなっている。
  　最後にサッカー専門サイト『El Desmarque』は、「日本人選手にとっては以前の試合ほど輝かしいパフォーマンスではなかったものの、それでも良いプレーだった。彼には休息が必要だ。（41分には）相手選手にイエローカードが提示されるプレーを誘発」と、こちらも好意的な総括だったものの、採点はスタメンの中では２番目に低い「６」。久保が悪かったというよりは、多くのチームメイトがより素晴らしいプレーを披露したということが窺い知れる。

構成●THE DIGEST編集部

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