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Jリーグ・国内

現役Jリーガ―90人が選ぶ今季のベストプレーヤーは? 上位トップ10を発表!

サッカーダイジェスト編集部

2019.12.24

攻撃的な横浜の中心だった仲川は、打開力と得点力が際立っていた。写真:徳原隆元

攻撃的な横浜の中心だった仲川は、打開力と得点力が際立っていた。写真:徳原隆元

【5位:64ポイント】
ディエゴ・オリヴェイラ(FC東京/FW/29歳)

今季成績:33試合・14得点
 対戦して嫌だった──。鹿島の犬飼、G大阪の東口、神戸の大﨑らの回答は、“最高の褒め言葉”だろう。強さ、速さ、上手さに加えて、味方を生かす利他的なメンタリティも備えたその万能性については、「もう無双でしょう」と柏(広島)も絶賛している。見逃せないのは守備面での貢献だ。前線からの鋭いチェイシングでも“嫌な”印象を与えていたD・オリヴェイラは、間違いなくFC東京の躍進を支えた立役者のひとりだった。

【4位|69ポイント】
マルコス・ジュニオール(横浜/FW/26歳)

今季成績:33試合・15得点
 素晴らしいのは「かめはめ波」などユニークなゴールパフォーマンスだけではない。「ゲームを作り、自ら得点もできる」という小川(神戸)の印象からも分かるように、ピッチでも自由な発想で決定的な仕事をする。「味方の活かし方」を評価する声が多かった点から推測すれば、仲川のポテンシャルを引き出したのはM・ジュニオールと、そんな見方もできるだろう。いずれにしても、加入1年目で出色のパフォーマンスだった。

【3位|71ポイント】
アンドレス・イニエスタ(神戸/MF/35歳)

今季成績:23試合・6得点
「一緒にピッチに立たないと分からない凄さがある」(小塚/大分)、「マッチアップして凄さが分かる」(岩田/大分)。これらの証言から推察できるのは、独特の間合いを持っているということだ。滅多にボールロストしないのは、基本技術を高いレベルで習得しているからであり、また先を読む力がずば抜けているからでもあるだろう。24節の鳥栖戦で繰り出した“異次元のロングパス”は、このMFならではの芸当だった。
 
【2位|93ポイント】
チアゴ・マルチンス(横浜/DF/24歳)

今季成績:33試合・0得点
 攻撃力が注目されがちな横浜で高い守備力を披露。1対1の強さは「怪物級」(金子/清水)で、カバーリングも的確と、ずば抜けた身体能力を生かしたディフェンスはJリーグ屈指のレベルだった。横浜が“イケイケ”のアタッキング・フットボールを展開できたのも、カバー範囲が広いこのブラジリアンがいたからだろう。「マリノスのハイライン戦術を支えている」というファン・ソッコ(清水)のコメントは言い得て妙だ。

【1位|160ポイント】
仲川輝人(横浜/FW/27歳)

今季成績:33試合・15得点
 今季J1リーグで15得点・9アシスト。「決定的な仕事をしている」とドウグラス(清水)が称賛したように、最終局面での仕事ぶりは見事というしかない。神懸かっていたのは、シーズン終盤の活躍だ。31節の札幌戦で1得点・1アシストを決めると、32節の松本戦ではコントロールショットで決勝弾。さらに33節の川崎戦では1得点・1アシストと、勝利に直結するプレーで横浜の超攻撃サッカーを根本から支えていたのである。なかでも素晴らしかったのは札幌戦で決めたドリブルシュートで、「日本人離れした打開力」(西川/浦和)を見せつけたシーンでもあった。「ぜひ代表に!!」との西川の声が届いたのか、E-1選手権でA代表に初選出された。

構成●サッカーダイジェスト編集部
 

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