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海外サッカー

現地紙の「ベストイレブン」だけでなく...ピッチ内外での久保建英の貢献ぶりを複数メディアが紹介! 「ソシエダは大口のスポンサーも手に入れた」

THE DIGEST編集部

2023.11.16

 クラブ首脳陣は来月、約1億5000万ユーロ(約245億円)の予算案を提示する予定ということだが、これは今季CL出場を果たし、さらにグループステージでは2試合を残して次ラウンド進出を果たしたことによるもの。また、今季終了時にリーガで7位以内に入り、5シーズン連続で欧州カップ戦に出場することが条件だが、ホキン・アペリバイ会長を筆頭とする首脳陣は、これに自信を示しているようだ。

 また広告収入については、ユニホームの胸スポンサーとなった「ヤスダグループ」との提携が大きな割合を占めることになるが、この日本企業との新たな契約は、もちろん久保の存在によるところが大きい。そして彼は、その人気によって日本人サッカーファンの興味を惹きつけることでも、バスクのクラブに多額の収益をもたらしている。

 この点について同メディアは、「昨夏にソシエダに移籍してきた元レアル・マドリーの選手は、日本のサッカーファンにとって真のアイドルであり、それがラ・レアルの商業収入を1200万ユーロ(約20億円)から2000万ユーロ(約33億円)以上に押し上げることを可能にした。彼によってソシエダはさらに、3シーズンで1億6000万ユーロ(約261億円)を支払う大口のスポンサーも手に入れた」と綴った。
 
 もちろん、久保の人気は地元サン・セバスティアンでも非常に高い。CLでベンフィカと対戦した際には、ポルトガル・メディアが久保人気に注目し、日刊紙『A BOLA』が「ソシエダのクラブショップでは、日本人選手のシャツが最も売れており、店員も『断然トップ』と語っている。これに大差をつけられて続くのは、バスク出身でクラブの生え抜きであるミケル・オジャルサバルである」と伝えている。

 このようにピッチ内外で価値の高さを示している久保だけに、当然ながらビッグクラブの関心も高まることとなり、彼の去就をめぐってマドリー、バルセロナという古巣の思惑や動きが日々、ニュースとなって日本にも伝わっている状況だが、今後もこの若きタレントは様々な話題の主役であり続けそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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