専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
海外サッカー

キエッリーニ、39歳で栄光と苦しみのキャリアに幕! 「人生の新たな章」に進む鉄人に盟友からは熱いメッセージ。古巣ユベントス入閣は確実!?

THE DIGEST編集部

2023.12.14

 ユベントスでは、歴代3位となる561試合に出場。187センチの体躯を活かした強さと読みの鋭さ、そして奇跡を生み出す驚異的な粘り強さを発揮して守備で大活躍したのは言うまでもないが、攻撃面でも36得点(26アシスト)という結果を残した。クラブでのキャリア全体では761試合出場44得点、イタリア代表での最終成績は117試合(歴代5位タイ)8得点だった。

 多くの現地メディアが、改めて彼のキャリアを回想しているが、スポーツ専門チャンネル『Sky Sports』のイタリア版は、多くのハイライトシーンを紹介する中で、しばしば頭部を負傷しながらも包帯を巻いて戦い続ける姿が彼のトレードマークとなったこと、EURO2020準決勝スペイン戦のPK戦で相手のキャプテンであるジョルディ・アルバに仕掛けた「心理戦」、そして2010年W杯のウルグアイ戦で世界的に話題になったルイス・スアレスの「噛みつき」の被害者となったことなどを挙げている。

 カルチョの偉大なDFの引退を受けて、今夏に44歳で現役を退いたブッフォンは、SNSで「我々はキャリアの大部分を共有し、ともに戦い、転び、立ち上がり、そして勝利してきた。君は誰もが一緒にプレーしたがるチームメイトであり、ピッチの内外で本当のリーダーだった。君がいかに特別だったかは、多くの人々が伝えてくれている。私からは、君と一緒に過ごした全ての時間に対して、ただただ感謝したい」と、盟友にメッセージを贈った。
 
 また、「BBC」で唯一の現役選手となったボヌッチのSNSへの投稿も、「2010年、我々は出会った。一緒に歩んできた道のりは、どれほど長いものだろう。ともに多くの記憶に残る勝利を経験し、互いに支え合い、困難な試練を乗り越えてきた。この長い旅路で、喜び、苦しみを分かち合い、論争し、互いのために常に戦った。なぜなら君は、サッカーが私に授けた、数少ない本物の友人のひとりだからだ」と、非常に熱い内容のものだった。

 そしてユベントスは、このクラブで17シーズンを過ごしたキエッリーニに「守備のスーパーヒーロー」「偉大なキャプテン」と賛辞を贈り、公式サイトやSNSでは、様々な形によって彼の偉大なるキャリアに敬意を、そして感謝の意を表している。名門トリノ大学を卒業したキエッリーニは、管理経営学の博士号を取得する上で、ユベントスの経済モデルに関する論文を書いており、そのことからも、引退後の彼が古巣クラブのフロントに入閣することは最も理に適った新たなキャリアだとして、複数の現地メディアは確実視している。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】切れ味鋭いドリブル突破も見せた久保建英。CLインテル戦ハイライト
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号