このイタリア人監督は、冬の移籍市場での補強には消極的だという首脳陣の意思に反して「３～４人の選手の補強が必要である」と訴えている。ブライトンがヨーロッパリーグで勝ち進んでいること、デ・ゼルビ監督がレアル・マドリー、マンチェスター・ユナイテッド、複数のセリエAの上位クラブから関心を寄せられている状況から、この要求は受け入れられる可能性は極めて高い。

　同メディアは、その補強ポイントとして、何よりもSBを挙げる。ペルビス・エストゥピニャン、タリク・ランプティ、ジェームズ・ミルナー、そしてジョエル・フェルトマンまで負傷してしまったことで、ウイング以上に深刻な状態にあり、本来はMFのパスカル・グロスやジャック・ヒンシェルウッドでカバーしているが、マンチェスター・シティも狙うアルゼンチン人の19歳、バレンティン・バルコ（ボカ）の他、セビージャのファンル・サンチェス、フラメンゴのウェズレイが今冬のターゲットになりそうだという。

　左SBについては、ブライトンの地元メディア『Sussex Express』が、三笘のこのところの不調と関連付け、「ウインガーはプレーの仕方を変えざるを得ず、彼らにとってプレーが容易ではない。もしエストゥピニャンが早く復帰するか、あるいは新たな左SBか左WBを獲得できれば、三笘の調子が良くなる可能性は非常に高いだろう」と指摘していた。
  　エストゥピニャンについては、間もなく復帰という情報の一方で、大手スポーツ専門メディア『The Athletic』が早期復帰は望めないと報じているが、このような不明瞭な状態においては、新戦力の補強がやはり必要かもしれない。これにより、三笘のプレーにいかなる影響が及ぶかも非常に興味深い。

　その他、ダニー・ウェルベックが復帰した一方で、エバン・ファーガソンの調子の低下が気にかかるFW陣、アレクシス・マク・アリステル（リバプール）、モイセス・カイセド（チェルシー）の穴を埋められずにいる中盤、シーズン開幕時には最も手薄にされながらも「上手くローテーションで対処している」最終ライン、さらにはGKについても、同メディアはレンタル選手の復帰を最有力としながらも、補強の可能性を示唆している。

構成●THE DIGEST編集部

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