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日本代表

「日本は完璧な軌道に乗っている」アジアカップ初戦で対決するベトナムの解説者が推奨する“日本戦の戦い方”とは

THE DIGEST編集部

2024.01.05

 また同メディアは、ベトナムのスポーツ解説者、ゴ・クアン・トゥン氏の「どんなプレースタイルを採用するとしても、ベトナムは自陣でしっかり守備を固める必要がある。日本との実力差は明らかだ。それゆえ、守備的にスタートするのは賢明だろう。日本もドイツやスペインのような世界の強豪国と対戦する際には、やはり守備的な戦術を採っている」との分析を紹介している。

「日本はボールをコントロールし、相手の弱点を突くタイミングを選んでいる。それは、トルシエ監督がベトナム代表に導入しようとしている方法でもある。距離を保ち、連係を構築し、相互支援を行なうことで、相手のチャンスを制限することを目指している」と指摘した同氏は、日本戦については「引き分け、あるいは少しの点差をつけられての敗戦も、それはポジティブな結果と言えよう。重要なのは大敗せずに、5日後のインドネシア戦を迎えることだ」とも語った。

 いずれにせよ、日本戦については非常に厳しい見立てをつけた同メディアだが、果たしてどちらの国にとっても大事な大会初戦で、どのような試合が展開されるだろうか。日本を知るトルシエ監督がいかなる秘策を講じるかも興味深いところだ。
 
 最後に余談だが、同メディアは今回のアジアカップでの優勝賞金額にも注目。賞金総額は1480万ドル(約21億5000万円)で、まず出場24か国に20万ドル(約2900万円)が、さらに優勝チームには500万ドル(約7億2500万円)、準優勝チームには300万ドル(約4億3500万円)、そして準決勝で敗れた2チームには100万ドル(約1億4500万円)が、それぞれ与えられる。

 対して、今夏にドイツで開催されるEURO(欧州選手権)のそれは、前回大会より減少したとはいえ、総額は3億6250万ドル(約525億6000万円)とアジアカップの約25倍で、参加24か国には各1013万ドル(約14億6000万円)、グループリーグでは勝利ごとに110万ドル(約1億6000万円)、引き分けで55万ドル(約7800万円)が与えられ、ベスト16入りで164万ドル(約2億4000万円)、準々決勝は274万ドル(約4億円)、準決勝は438万ドル(約6億3500万円)、そして優勝チームは876万ドル(約12億7000万円)、準優勝チームは548万ドル(約8億円)を手にするという。

 カタールW杯の賞金総額4億4000万ドル(約638億円)と比べても、アジアカップの報酬はかなり低いものの、大陸王者のプライドを懸けた戦いの価値が損なわれることはないはずだ。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】カタールW杯アジア最終予選 日本対ベトナム戦ハイライト
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