ただ、彼らがいつブライトンに帰還できるかには、「三笘とアディングラは、（決勝に進めば）少なくともプレミアリーグでは24節トッテナム戦までの4試合、さらにFAカップ4回戦（対シェフィールド・ユナイテッド）を欠場することになるが、昨季にアルゼンチン代表としてカタール・ワールドカップに優勝したアレクシス・マク・アリステル（現リバプール）がそうだったように、2人にも休暇が与えられることで、25節シェフィールド・U戦も不在となるかもしれない」と懸念を示した。

　その理由として、「三笘とアディングラは、今季ブライトンがリーグ戦で決めた38ゴールのうちの12ゴール（32％）に直接関与している。これにより、総勝点（31）の約4分の1（8）がチームにもたらされた」と、2人のチームの攻撃面に対する貢献度が非常に高いことを挙げ、不在期間が長くなれば、負傷者続出で純粋なウインガーが彼ら以外には不在のブライトンにとっては大きな痛手となることを強調している。

　ただ、チームは1月を乗り切り、2月で幾らか負傷選手が復帰し、さらに冬の移籍市場で新たな戦力が加われば、シーズン終盤戦には再び、魅力的な陣容を整え、目標である2シーズン連続での欧州カップ戦出場権獲得に向けて良いラストスパートを切れると考えているようで、地元メディア『Sussex Express』もそれに期待を込め、今後のブライトンの「夢のイレブン」の顔ぶれを以下のように予想した。
  GK：ジェイソン・スティール
SB：タリク・ランプティ
CB：ルイス・ダンク
CB：ヤン・ポール・ファン・ヘッケ
SB：ペルビス・エストゥピニャン
MF：ビリー・ギルモア
MF：パスカル・グロス
MF：バレンティン・バルコ（現ボカ所属）
FW：三笘薫
FW：フリオ・エンシソ
FW：ジョアン・ペドロ

　三笘について同メディアは、「ブライトンで最も優れた攻撃力を持つ選手のひとりであり、怪我の問題を乗り越えることが望まれる」と寸評を綴り、チームにとって不可欠な存在であることを示している。

構成●THE DIGEST編集部

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