専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
日本代表

屈辱の“引き立て役”日韓がともに2試合で選出…驚き満載のアジアカップ「最大の番狂わせトップ5」を印メディアが選定

THE DIGEST編集部

2024.02.09

 3位と2位に登場するのは日本。3位はグループDでのイラク戦の衝撃的な敗北(1-2)で、「スター揃いのラインナップと4回の優勝を誇る日本に対し、イラクはアイメン・フセインらの刺激的なパフォーマンスで、大会で最も記憶に残る番狂わせのひとつを達成。チーム全員がこの素晴らしい勝利に貢献し、サッカー史に刻まれる勝利を収めた」と、内容面でも優勝候補筆頭を圧倒した一戦を最大級に評価している。
 

 2位は準々決勝のイラン戦(1-2)。「イランはその並外れたスキルと戦略的熟練度により、注目すべき勢力として台頭してきた。日本戦は優勝候補同士の対決だったが、それでも日本の敗北はかなり衝撃的だった。イランは熱狂的なサポーターに後押しされ、日本の危険な攻撃や多くの逸機の後、後半ATの決定的なPKで重要な勝利を掴んだ」。

 そして1位は、ヨルダンが韓国を下した準決勝で、同メディアは「トーナメントの究極の瞬間はヨルダンのものであり、その英雄的な行為は世界中の観客を魅了した。FIFAランキング87位のチームは、韓国(23位)を相手に決勝進出という歴史を作った。後半は主導権を握った優勝候補に対し、ヨルダンは完全に優位に立って2-0で勝利。これまで、彼らは準々決勝に2度進出したのが最高だった」と、この快挙を激賞した。

 このランキングで、ともにアップセットを食らった側として2度も登場してしまった日本と韓国。今大会は本調子を出せないまま、内容面でも下回っての敗北ということで、完全に中東勢の引き立て役に終わった。これでアジアの勢力構図は即変わるというわけではないだろうが、この地区の戦いが簡単なものではないことを改めて思い知らされたことは間違いない。そしてそれは、今後のワールドカップ予選に向けての良い教訓になったことだろう。

 そして、2月10日にドーハで行なわれる決勝戦。下馬評では、国際レベルでの経験が豊富であり、強敵イランをも下したことで勢いに乗っている開催国が有利と見られているが、ここまで見る者の予想をことごとく覆してきたヨルダンが、この大会の象徴的存在として偉業を成し遂げるか。非常に興味深い一戦だ。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】イランに痛恨の逆転負け…森保Jはベスト8で姿消す
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号