そして三笘のように、チーム内で待望され、高い評価を下される選手に対しては、他チームからも注目が集まるのは常であり、今後は夏の補強に向けてビッグクラブの獲得候補リストに彼の名が載るようになるだろう。

　移籍専門メディア『Football Transfers』によれば、ブライトンはシーズン終了時に約5100万ポンド（約96億円）で売却に応じる姿勢を見せており、これに対してアーセナルが新たなアタッカーを迎えることを検討しているという。加えて、リバプールやマンチェスター・ユナイテッドも獲得を望んでいるため、どのクラブにとっても厳しい争奪戦になりそうだと予想する。

　マンUについては、日刊紙『METRO』が同クラブのOBである元フランス代表FWルイ・サハの“推薦”コメントを紹介している。「三笘は自分のポジションをどこに置くべきかを心得ている。非常に努力家で、試合を研究しているのが分かる。それらの特徴を考慮すると、なぜ彼が簡単に順応できるのかが理解でき、（マンUには）彼がぴったりだと思う。非常に有望な選手であり、どのクラブも注目しているだろう。彼がオールド・トラフォードに到来するのを見たいかどうか、答は非常に簡単だ。なぜなら、彼は素晴らしい選手なのだから」
  　その一方で、候補のひとつに挙がっているバルセロナについては、カタルーニャのデジタル新聞『e-Noticies』が、「シーズンの幾つかの瞬間で、バルサが三笘に興味を持っていると噂されたが、ブライトンのアタッカーにはマンUの他、マンチェスター・シティ、アーセナル、リバプールらも興味を示しているとされ、その価値が高まっている。クラブ理事会の好みのタイプのウインガーではあるが、要求される高額な移籍金により、彼の獲得は不可能になった」と伝えた。

　バルサに関しては、現在レンタルでブライトンの一員となっているアンス・ファティとの交換トレードというニュースも複数メディアが報じたが、同メディアは「ファティの（来季の）復帰こそが、バルサにとって最善の選択肢であるようだ。ファンも彼の帰還を喜ぶだろう」と綴っている。

構成●THE DIGEST編集部

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