▼ポルトガル代表のポジション別・最新序列

【ＧＫ】
　ロペス（リヨン）が「クラブに専念し、家族との時間も作りたい」と表明。37歳のベトと伸び悩む26歳のジョゼ・サが心許ないだけに、28歳の頼れる２番手の離脱は痛手だ。

【ＣＢ】
　ペペとフォンテに代わるディアスの相棒探しが急務で、ドゥアルテ、フェロ、Ｒ・セメドが招集されたが、出場機会は与えられず。ユース世代の逸材に期待か。

【右ＳＢ】
　バルサのセメド、現在プレミアでナンバー１の呼び声高いリカルド、マンＣのカンセロと、いずれ劣らぬ同世代の３人が高い次元でしのぎを削る、もっとも充実のセクションだ。

【左ＳＢ】
　26歳で代表デビューと遅咲きの花を咲かせたＭ・ルイが、ゲレイロを支える２人体制はロシアＷ杯から変わらず過不足なし。小柄なテクニシャン、ケビンがどこまで迫れるか。
  【アンカー】
　プレミア屈指の司令塔として定評を確立したネベスが代表では本領を発揮できず、ダニーロの控え。そのダニーロはＷ杯を棒に振ることになった膝の靭帯断裂から完全復活。

【インサイドハーフ】
　衰えを知らないのが33歳のモウチーニョ。クラブでの無双状態からすればＢ・フェルナンデスは物足りず、カルバリョやマリオとの併用。足首骨折のＡ・ゴメスは本大会絶望。

【ウイング】
　タイプの異なるタレントが揃った、右ＳＢと並ぶ充実のポジションだ。一方でＣＦは相変わらず駒不足。可能性を感じさせる新戦力はブンデスで台頭中のパシエンシアくらい。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

※『ワールドサッカーダイジェスト』2019年12月19日号より転載