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海外サッカー

「サッカー史で最も優れたアジア人選手10傑」を欧州メディアが選定! 日本からは稀代のテクニシャン、パイオニア、エンターテイナーがランクイン

THE DIGEST編集部

2024.04.22

 続いて、7位にランクインしたのが、日本サッカーのパイオニアのひとりである中田英寿。1998年夏、当時21歳の「司令塔」はイタリアに渡り、ペルージャ入り。開幕戦で王者ユベントス相手に2ゴールを奪う衝撃のデビューを飾り、テクニック、戦術眼、そして本場の強者でも舌を巻いたフィジカルの強さを誇って、ローマではスクデットを獲得。その後はイタリア、イングランドのクラブを渡り歩いた。

 同メディアは、「1997年、中田はアジア人サッカー選手として、最初のバロンドール候補となった。その後、彼はさらに2回のノミネートを果たしている。この非常にスキルの高いオールラウンドなMFは、1998年に初めてW杯出場を果たす日本がアジア予選を突破するにあたって5つのゴールを決めた」と紹介し、さらにその欧州でのキャリアを振り返っている。

「クラブレベルでは、全盛期だったセリエAで7年間を過ごし、パルマでは2002年コッパ・イタリア決勝でもゴールを挙げた。ローマやフィオレンティーナなどで見せた見事なプレーの後、ボルトン・ワンダラーズへの短期間のレンタル移籍を経て、2006年に29歳の若さでスパイクを脱いだ」
 
 そして、日本人選手としては最高位となる5位となったのは、VVVフェンロ(オランダ)、CSKAモスクワ(ロシア)での活躍を経て、2014年に名門ミランで背番号10を背負った本田圭佑だ。「日本ではあらゆる分野で卓越性が求められ、その基準は常に高いものだが、その中で本田はサッカー界の誇りであり、輝く星である。創造性とセットプレーから脅威を生み出すことで知られるこの攻撃的なMFは、10年以上にわたって一貫性を体現してきた」と綴った同メディアは、さらに賛辞を続けた。

「代表チームでの98試合に出場し、2010年の南アフリカW杯で脚光を浴びたことで、日本代表の年間最優秀選手に選ばれ、翌年には日本が優勝したアジアカップで大会MVPにも輝いた。ホンダのゴールやスキルのコンピレーションを見れば、この羨望の的なリストの中でも、最も見る者を楽しませてくれる選手だと言えるだろう」

 ちなみに、トップ10の顔ぶれは以下の通りである。

1位:ソン・フンミン(韓国/キャリア期間2010年~)
2位:チャ・ブンクン(韓国/1972~1989年)
3位:パウリーノ・アルカンタラ(フィリピン・スペイン/1912~1923年)
4位:パク・チソン(韓国/2000~2014年)
5位:本田圭佑(日本/2004年~)
6位:キム・ジュソン(韓国/1987~1996年)
7位:中田英寿(日本/1995~2006年)
8位:アリ・ダエイ(イラン/1987~2007年)
9位:香川真司(日本/2006年~)
10位:ホン・ミョンボ(韓国/1990~2004年)

構成●THE DIGEST編集部

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