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海外サッカー

プレミアリーグのVAR廃止投票を受けてスペイン紙がラ・リーガ各クラブの見解を紹介! ソシエダ指揮官は「時間を無駄にしない以前のサッカーの方が好きだ」

THE DIGEST編集部

2024.05.19

 今季、旋風を巻き起こしているジローナは、「今季中に一度も声明を出していない。セグンダ(2部)時代には、デルフィ・ジェリ会長を通じて公式声明を出したり、特定のプレーの解釈に対する不満を露にしたりしたこともあったが、今季は非常に中立的な立場を取っている」とのことで、またミチェル監督についても「彼はVARを、常に審判を助けるためのツールだとして支持しており、クラブとともに導入を拒否したことはない」との姿勢を紹介した。
 
 一方、アトレティコ・マドリーは、「VARによりサッカーがさらに公平になると非常に明確に認識しており、そのため、クラブとしてはサッカーにおけるテクノロジーの使用を支持しているが、まだ機能するに十分ではなく、完璧になるためには時間がかかると認識している。エラーを回避し、より迅速な審議を行なうために改善されることを望んでいる」と、支持を表明していると伝えながらも、「エンリケ・セレソ会長は、個人的にはVARに反対の意見で、これはディエゴ・シメオネ監督の考えとは大きく異なる」とも付け加えている。

 そして、久保建英が所属するレアル・ソシエダでは、クラブではなくイマノル・アルグアシル監督の「正直に言って、私は以前のサッカーの方が好きで、VARは好きではない。あまりに時間がかかるからだ。確かに、正確な判定の可能性は高まるが、誤解や論争は依然として存在している。ゆえに、以前のように時間を無駄にしないサッカーの方が好きだ。VARとその運用には、映像の選び方や時間の使い方において多くの改善が必要だと思う」との個人的な意見が紹介された。

 ちなみに、その他のチームの見解は、ベティスは「支持も調整の必要あり」、ビジャレアルは「完全支持」、バレンシアは「特定の時期には批判的だった」、ヘタフェ「一時的に廃止して1年間の準備期間を設ける」、アラベス、セビージャ、オサスナ、ラス・パルマス、マジョルカは「明確な意見は示さず」、ラージョ・バジェカーノ、セルタは「支持」、カディスは「改善を要求」、グラナダは「正しく適用されれば優れたツール」、アルメリアは「満足していない」となっている。

構成●THE DIGEST編集部

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