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海外サッカー

今季大活躍の南野拓実、複数の現地メディアからリーグアン「ベスト11」に選定! UNFPの選外には指揮官が「理解できない」と不満露わ

THE DIGEST編集部

2024.05.25

 もっとも、モナコの選手を評価しているのは『L’ÉQUIPE』紙だけではなく、サッカー専門サイト『maxifoot.fr』も独自の指標でベストプレーヤー23人を絞り込み、これにウィルフリード・シンゴ、フォファナ、そして南野を選定。さらに、この中から4-3-3、4-4-2の異なるシステムに合う選手でそれぞれのベストイレブンを構成し、南野は後者の右サイドハーフとして、左のエムバペとともに両翼に位置付けられた。
 
 このように今季の働きぶりを称賛された29歳だが、別のメディアではそれ以前の“貢献”にも脚光が当てられている。それはリバプール時代のもので、サッカー専門サイト『TEAMTALK』がユルゲン・クロップ監督政権下で「リバプールに利益をもたらした12選手」と題した記事において、比較的安価でチームに加入し、その後多くの移籍金を残した選手を選定したが、南野もそれに含まれている。

「南野拓実は、レッドブル・ザルツブルクでプレーしていた時に、CLでリバプールと対戦し、その際に相手の関心を引いた。彼のリリース条項がわずか725万ポンド(約15億円)で発動できることに気づいたリバプールは、2020年1月にこの攻撃的MFを獲得。しかし、南野は新しいクラブでの最初の6か月間では得点できず、ステップアップには十分でないと感じられた」

「加入から約1年後、彼はサウサンプトンへレンタル移籍し、再びその潜在能力を発揮し始めた。その後はリバプールで、全コンペティションを通して10ゴールを挙げるシーズン(2021-22)を過ごし、2022年6月に約1300万ポンド(約26億円)でモナコに移籍することを決めた」

 単純に移籍金の差額でも十分に利益をもたらした南野。それから2年が経ち、リーグアンを代表する選手のひとりとして勲章を得るまでになっている。着実に進化を遂げ続けているアタッカーの評価と価値は今後、さらに上昇し続けるのかが興味深いところだ。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】今季9ゴール目は狙い澄ましたスーパーゴール! 南野拓実のクレルモン戦の先制弾
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