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海外サッカー

前回大会での心停止から1100日…復活の先制弾を決めたエリクセンに各方面から賛辞と祝福!「夢のよう」「それはサッカーよりも重要なもの」

THE DIGEST編集部

2024.06.18

 デンマークの週刊紙『Weekendavisen』の記者であるアスカー・ボイ氏は、3年前のことを「スタジアムでそれを見るのは恐ろしかった。家族の悲劇のようなものだった」と回想した上で、「もちろん今、彼がゴールを決めるのを見るのは非常に特別なことだ。もっとも、エリクセン本人はそれを言わないだろう。しかし、デンマークのファンにとってそれは、本当に本当に特別なことだ。エリクセンは非常に人気がある。そのことは、彼という選手について多くを物語っている」と『BBC』に語っている。

 また、元イングランド代表で、マンUの黄金期のメンバーのひとりであるガリー・ネビルも、英国の放送局『ITV』で「エリクセンのゴールは、前半のベストモーメントであり、それはサッカー界の偉大な選手のひとりによって生まれた。サッカーには人々の意識を高めるパワーがあるが、あの瞬間は人々の心に深く響く出来事であり、それはサッカーよりも重要なものだった」と絶賛した。

 英国の著名なジャーナリストであるピアーズ・モーガン氏は、自身のSNSに「信じられない話だ……EURO2020においてピッチ上で心停止を起こし、もうサッカーは二度とできないと思われたあの日から1100日後、エリクセンがEURO2024でデンマーク代表のためにゴールを決めた……素晴らしいことだ」と投稿している。

 スポーツ専門チャンネル『ESPN』の英国版も、SNSで「エリクセンがピッチ上で心停止を起こした時、彼は救急隊員に自分のスパイクを保管しておくように言った。もう二度とプレーできないと、彼は思ったからだ……これがサッカーというスポーツが描いたシナリオだ」と、今回の“ドラマ”を感動的に伝えた。
 
 なお、エリクセンはこの一戦の「マン・オブ・ザ・マッチ」にも選定されたが、『BBC』は「90分が経過し、最高殊勲者として彼の名前が発表されると、母国サポーターが集まるエリアからは、もう一度大きな歓声が上がった。デンマーク人にとって、試合は望んだ結果ではなかったかもしれないが、これは故郷で見守っていた人々にとって美しい瞬間だった」と綴っている。

 もちろん、同メディアはエリクセンを「感動のドラマ」の主役としてのみ評価するのではなく、「前半のデンマークの8本のシュートのうち、彼は7本に直接関与しており、彼自身も4本のシュートを放った他、チャンスを3つ創り出すなど、どの選手よりも多くの貢献を果たした」と、そのプレーがいかに効果的だったかにも言及した。

 英国の日刊紙『Daily Mail』も、このマンチェスター・ユナイテッド所属のMFを、「昨季、クラブではあまり多くの試合に出場しなかったものの、エリクセンは依然としてデンマークを代表するフットボールの名手である。彼のゴールは見事だったが、前半のデンマークの8つの攻撃のうち、7つで重要な役割を果たした」と、その貢献ぶりを称賛している。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】エリクセンが名手オブラクの牙城を破って先制! スロベニア対デンマーク戦ハイライト
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