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海外サッカー

イングランドをファイナルの舞台に導いた殊勲のワトキンス、「あれほど完璧なシュートを撃ったことはない」と自画自賛!

THE DIGEST編集部

2024.07.12

 采配が的中した形となった指揮官はまた、2016年からの歩みを振り返って「この7年間で信じられないほどの夜を過ごした。私がこの仕事に就いている唯一の理由は、イングランドに成功をもたらすためだ。今回、国外での大会でチームを決勝に導けたことを、非常に誇りに思う」と語り、スペインとの決勝に向けては「今大会で最高のチームと我々は対峙する。準備時間はスペインより1日短いが、我々は優勝するために勝ち上がってきた」と意気込みを示した。

 長い歴史においてようやく3度目のメジャートーナメント決勝に到達したイングランドが、自国開催だった1966年ワールドカップ以来2つ目のタイトル獲得を実現できるかどうかは非常に興味深いところだが、英国の日刊紙『Evening Standard』は、すでにスペインとの最終決戦の展望を行ない、勝敗も予想している。

 この記事の中で同メディアは、「このカードは今後しばらく、メジャートーナメントの終盤戦ではお馴染みのものになるかもしれない。スペインは若く、組織的でエネルギッシュなチームであり、才能に溢れ、かつ冷酷な一面も持っている。その点は、幾つかの不調な試合を除けば、イングランドにも同じことが言える」と、ともに優れたチーム同士であることを強調した上で、以下のように試合について言及した。
 
「もし、この試合が堅苦しい消耗戦になるなら、イングランドが有利だろう。一方、スペインが攻撃のためのスペースを与えられるなら、イングランドには大きな脅威となる。試合は延長戦までもつれ込む可能性もある。どちらが勝つかを予想するのは非常に難しいが……イングランドがPK戦の末に勝利を飾るだろう」

 かつては彼らにとって“鬼門”であり、前回大会の決勝でも涙を飲んだ11メートルの勝負での決着を予想するあたりに、今大会ここまでの戦いでイングランドが大きな自信を得てきたこと、そしてそんな自国代表チームに同メディアも厚い信頼と期待を寄せていることが窺える。7月14日のベルリン決戦で新たな歴史の1ページがめくられるか要注目である。

構成●THE DIGEST編集部

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