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海外サッカー

「良いサッカーやサポートを提供したい」名将クロップの「レッドブル」での挑戦に対しての反応は!? 道義的な反感の他に「素晴らしいチャンス」と期待も

THE DIGEST編集部

2025.01.16

 クロップのこれらのコメントを報じた英国の日刊紙『The Guardian』は、「レッドブルは、彼が『最高のものを提供できる』人物だと期待しているが、ライプツィヒとレッドブル・ザルツブルクは今季のチャンピオンズリーグで苦戦し、後者は国内リーグでも5位に低迷している。リーグ・ドゥのパリFCには集中的な取り組みが必要になる。そして、ブラガンチーノや大宮アルディージャの課題は、さらに掴みどころのないものになるだろう」と、彼のアドバイザーとしての仕事に困難が待ち受けていることを指摘した。

 一方、リバプールのクラブ専門サイト『LIVERPOOL.COM』は、前述の「道義的な部分での反感」に注目し、「クロップのここまでの姿勢は、ドイツの多くの人々を納得させるには十分ではないかもしれない」と綴りながらも、「彼がこの新たな役職で何をもたらすのかを見るのは非常に興味深い」と関心や期待も寄せる。

 さらに、「クロップはピッチ上においては、レッドブルの価値観と完全に一致している。発表会では『私も人々に翼を与える』と冗談を言ったが、その言葉通り、彼のアプローチはレッドブルのクラブネットワーク全体で好まれるだろう。実際、リバプール時代にはスタイルの類似性から、サディオ・マネ、ナビ・ケイタ、イブラヒマ・コナテ、南野拓実、ドミニク・ソボスライら、レッドブル系列のクラブの選手を獲得することが好きだった」と、新たなプロジェクトとの相性の良さも指摘する。
 
 そして、「クロップがこの新たな役職に就くことは、十分に正当化される。実際、これは素晴らしいチャンスのように思われる。直接現場で指揮を執ることなく、サッカー界のトップレベルで活動を続けるのである」と好意的な見解を示して記事を締めている。

 最後に母国ドイツのスポーツ紙『kicker』は、「クロップが今回の発表会で具体的な内容について多くを語ることを避けたのは、今この段階で公に何かを発表すれば、各拠点に混乱を招き、計画の実行が困難になる可能性があるからであり、またブラジルやアメリカ、日本で直面する状況について、彼自身がまだ十分に把握できていないという事情もある」としたが、こちらも名将の挑戦に興味を示した。

「クロップは、その圧倒的な存在感をもって、ドイツ語圏を超えて広く人気を誇る新しいサッカー大使として、企業の代表を務めることになる。その豊富な経験を活かし、各拠点を刺激し、活性化させる役割、さらにサッカーだけでなく、様々なスポーツの展開においても相乗効果を生み出すことが期待される。そして、成功への土台を築くということでライプツィヒのリーグ制覇も期待されており、彼の尽力によってマイスターシャーレを手にできれば、それだけで大きな喜びとなるだろう」

構成●THE DIGEST編集部

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