バルセロナのスポーツ紙『MUNDO DEPORTIVO』は、「久保は立ち上がりから非常にアクティブで、チームを牽引。ソシエダのほとんどの攻撃が彼のサイドから生まれた」「先制点は久保の驚異的なプレーから生まれた。彼はゴールライン際まで突破し、完璧なパスを供給した」「日本人選手は右サイドで、相手にとって悪夢のような存在となった」と久保を絶賛し、前後半でチームのベストプレーヤーに選定した。
  　こちらの個別評価では、「輝かしい活躍」と彼のプレーを総括し、「またしてもソシエダのリーダーであり、指針となった。サイドでボールを受けるたびに止まることなく、相手を全て振り切った。オジャルサバルのゴールをアシストし、アルフォンソ・エスピーノ、バジュ、オスカル・バレンティンを圧倒。まさにスターであり、ラ・レアルにとって欠かせない存在だ。自身がゴール、あるいはアシストを記録した試合では、今回もチームを勝利に導いた。全くブレない」と、寸評も終始ポジティブな内容となっている。

　日刊紙『El Pais』は、「このカップ戦で上位８チームに入るには良い選手が必要となるが、久保こそがこの試合で決定的な役割を果たした選手だった」「彼の素晴らしいプレーが、オジャルサバルに簡単にゴールを決めさせた」と報じた。

　ソシエダの地元バスク・ギプスコアの日刊紙『noticias de Gipuzkoa』は、10点満点の採点で単独最高となる「９」を付与して「最優秀選手」に選定。「久保がいる限り、ソシエダは何でも狙える。日本人選手の素晴らしいパフォーマンス。指揮官がこれまで以上に彼を上手く休ませたことで、コンディションが良い状態で試合に臨めている。先制点のアシスト、数え切れないほどのドリブル突破の他、エスピーノの退場を引き起こし、３点目に繋がるファウルも誘発。さらに取り消された素晴らしいプレーも……止められない」と絶賛している。

　そしてサッカー専門サイト『El Desmarque』は、「攻撃で爆発的な存在感を示した」久保を「オジャルサバルと並んでこの試合で最も際立った選手であり、常に危険を生み出し、その攻撃プレーにラージョは大いに苦しめられた」と評価し、キャプテンと並んでの最高採点（９）とした。

構成●THE DIGEST編集部

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