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海外サッカー

「敗れれば来季CL出場の希望は絶たれる」 7位に沈むミランに伊メディアはこの1週間での「早急な立て直しが必要」と指摘! 不振の原因は「指揮官」との見解

THE DIGEST編集部

2025.02.26

「コンセイソンはスーペルコッパを制し、コッパ・イタリア準決勝にも進出したが、CLではディナモ・ザグレブやフェイエノールトに敗北。一方のフォンセカは、敵地サンチャゴ・ベルナベウでレアル・マドリーを下すという大金星は挙げたものの、今となっては単なる“蜃気楼”に過ぎなかった」

 また、このポルトガル人監督2人の不思議な共通点として、「同国出身のラファエウ・レオンと上手く関係を築けなかったこと」を挙げ、「フォンセカはレオンと衝突し、コンセイソンもまた、チーム内で最も優れたアタッカーである彼と対立しかねない状況にある。ミランは本来、レオンを成長させ、彼の持つスーパースターの才能を引き出すべきだったが、実際には逆のことが起こり、レオンはミランを不確実性の迷宮へと引きずり込んでしまった」と指摘する。

 コンセイソンの問題については、「戦術・戦略の不透明さにある。彼がどのようなミランを目指しているのかが明確でない」。それゆえに、今冬に獲得したジョアン・フェリックスが、好調だったティジャニ・ラインデルスにプレースタイルの変更を強いたり、クリスティアン・プリシックの影を薄くしてしまうなど、チーム全体のバランスを崩す要因にしてしまったのだという。
 
 さらに「情熱的なスタイルの指揮官でありながら、モチベーターとしての面は問題があり、試合中の叱咤激励もチームには響かず、効果が薄くて選手の士気を十分に高めることができていない」とも。コンセイソン監督の契約は6月まで。「たとえコッパ・イタリアで優勝しても、それが彼の将来を保証することにはならない」と、同メディアは厳しい展望を示している。

「フロントはすでに新たな監督候補のリサーチを進めていることだろう。ミランはこれ以上、監督選びで失敗し、またしてもシーズンを無駄にするわけにはいかない」(同メディア)という状況で、ミラン、そしてコンセイソン監督がいかなるシーズンの終わりを迎えるかが興味深いところだ。

 なお、ミランに関する去就については、指揮官だけでなく、複数メディアが主力のマイク・メニャン、テオ、レオンが今夏に売却される可能性を示唆しているが、同メディアによれば、それぞれ市場価値が5500万ユーロ(約86億円)→3500万ユーロ(約55億円)、7000万ユーロ(約110億円)→3000万ユーロ(約47億円)、1億1100万ユーロ(約174億円)→8000万ユーロ(約126億円)と大きく下落しており、ここにもチームの深刻な不振の影響が表われていると言えよう。

構成●THE DIGEST編集部

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