プレミアリーグ第26節サウサンプトン戦で、抜け出しての単独ドリブルから冷静かつ技巧的な浮き球のシュートで自身今季リーグ７得点目を記録したブライトンの三笘薫。公式戦３試合連続でのゴールと絶好調である。

【動画】カウンターから抜け出した三笘薫が鮮やかなループ弾！
　冬の移籍市場ではサウジアラビア（アル・ナスル）からの9000万ポンド（約170億円）ともいわれる巨額オファーを受け、これをブライトンが拒否したと報じられて話題になった日本のドリブルスターは、21節イプスウィッチ戦で先制点（決勝点でもある）を挙げると、そこからの７試合で５得点・１アシストを記録している。

　そんな彼に対し、現役時代はマンチェスター・シティやチェルシー等で活躍した元イングランド代表MFのショーン・ライト＝フィリップスが、スポーツベッティングサイト『BetVictor』でのインタビューで、「三笘には毎試合、驚かされる。彼は今、世界最高のウィンガーのひとりだと思う」と絶賛した。
  「昨夏、彼を獲得しようとする欧州のクラブがなかったのが驚きだ。彼ならプレミアリーグのトップチームにも簡単にフィットするはずだ。三笘は優れたドリブラーであり、パスも正確でチャンスを創り出せる。そして、ゴールも決められる選手だ。私は彼を、トップクラスに位置付ける」

「サウジアラビアからの巨額オファーを断った理由も理解できる。それは、ブライトンがプレミアリーグでさらに上を目指すには、もはや主力選手を売り続けるわけにはいかないと認識しているからだ。ここ数年、ブライトンは優秀な選手を次々と売却してきた。しかし、今こそ彼らを中心にチームを構築するべき時だ」

　この日本代表選手に対する手放しの賛辞を紹介したブライトンのクラブ専門メディア『WE ARE BRIGHTON.COM』も、「三笘の代わりを見つけるのは、ほぼ不可能だ。彼は唯一無二の才能を持つ選手であり、調子が良い時には、ブライトンは勝つことが多い。それは、現在の好調ぶりを見れば明らかだ」と同調する。